日本ならではの習慣の1つに「お辞儀」がある。中国の一部地域や韓国をはじめ、「頭を下げる」ことを1つの行為として行う国や文化は世界中に存在するが、日本人ほど日常的かつ頻繁にお辞儀をする国民はないだろう。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、お辞儀をする国民性の日本では奈良公園にいる鹿までもが「礼儀正しく、お辞儀をする」と紹介する記事を掲載した。

 国の天然記念物に指定されている鹿が生息する奈良公園は多くの観光客で賑わう観光地でもあるが、奈良公園を訪れた英国人男性が公園内で「お辞儀をする鹿」に出会ったのだという。

 記事は、英国人男性と鹿がお互いにお辞儀をしている写真や、鹿がお辞儀の後に餌をねだっているようなそぶりを見せている写真を掲載し、「奈良公園の鹿は餌をねだって、お辞儀をしている」と伝え、その様は非常に可愛らしいと好意的に伝えた。さらに、こうしたお辞儀をする鹿はお辞儀をする国民性の日本ならではと伝えつつ、「さすが日本では鹿まで礼儀正しい」と報じている。

 奈良公園の鹿はもともと餌をねだるにあたって頭を上下する姿が確認されており、この記事で報じられている鹿も同じように頭を上下させているだけかもしれないが、日本人が礼儀正しく、お辞儀を頻繁にする国民性だけに外国人から見ると「日本は鹿まで礼儀正しい」と映るのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)