そうそうたる顔ぶれのプロジェクトスタッフが語る撮影秘話と今後について
今夏、華々しく復活を遂げた話題のダンスユニット『武富士ダンサーズ』。沈黙を破って突如シーンに躍り出た15人の新生ダンサーたちの背後には、そびえ立つ壮大なプロジェクトがあった。メディアを超えて、次から次へと繰り出す露出戦略とは? 4代目になる彼女たちはいかにしてステージへと誘われたのか? プロジェクトを支える4人のスタッフに今、注目が集まっている。
これまでベールに包まれていた復活劇の背景には、業界屈指のクリエイターたちがいた。総合プランニングを担当する麻田浩二氏に聞く。
−プロジェクトメンバーの招集について
「まず『カッコイイもの』を創りたいと思いました。すると、映像監督といえばやっぱり川村さん、プランナーなら具さん、プロデューサーは石原さんでという具合に、自ずと決まっていきました。その道のプロに頼みたい!と思ったら、選択肢は一つでしたね」
−メディアに固執しない展開について
「(テレビという従来のメディアから離れての復活ということで)今回、撮影スタッフだけじゃなくて、サイトの制作クオリティにおいてもプロに頼みたかったということでこだわりましたよ。DANCE-CH.TV(武富士ダンサーズの公式ウェブサイト)の制作も茂出木さんというプロ中のプロに頼みましたし。あと、衣装も音楽も。すべてにおいて"一流"と言われる人に頼みました」
麻田浩二氏は、中央宣興株式会社に在籍。武富士・すかいらーく・日本経済新聞社等、TVCFを含む企業のトータルブランディングで多くの実績がある。一方、東京ペットショー(2006年春開催)トータルプロデューサーなど、メディアを問わず幅広く活躍している。その麻田氏が呼び寄せた、他のクリエイターとは…。
プランナー 具 光然氏
−幻となったプランについて
「しばらく見なかった間の『武富士ダンサーズ』にストーリー性を持たせたかったんですね。で、『武富士ダンサーズ』じゃない間、彼女達はそれぞれ別の道を歩いていた・・・それがOLさんや花屋さんの店員、学校の先生だったりという設定で(笑)。そこへふとあのTAKEFUJI DANCE(※)の音楽が流れてきて、「踊らなきゃ!」って走り出すという…(笑)」
総合プロデューサー 石原 裕久氏
−ダンサーズ選考について
「今回の場合はビジュアル的なイメージ選考というよりは、やっぱりダンスの巧さが基準になりましたね。プロの目というか、TRFのSAMさん、CHIHARUさん、ETSUさんが主導権を握られて選考をしていました。撮影にも立ち会ってもらって、叱咤激励というか、すごく熱心に指導されていて、おぉ!と思いましたよ」
映像監督 川村 ケンスケ氏
−苦労した点について
「撮影の場所探しですね。だだっ広くて、大きい音を出せる場所っていうのがとても少ない。特に今回のイメージとしてビルが見えていて欲しいなとか、都会的なイメージが欲しかったので、そうなると隣にビルがあるような限られた屋上しかないんですよ」
プロジェクトは、まだ始まったばかりである。実は、プランナーの具氏や総合プロデューサーの石原氏にも知らされていない、極秘企画が麻田氏の頭の中にあるという。インタビューの端々にそのヒントが隠されているかもしれない。まだまだ謎に包まれた『武富士ダンサーズ』のストーリー。これからも固唾を飲んで見守っていきたい。
(※)バックに流れる楽曲はおなじみのジョー・リノイエ作の「シンクロナイズド・ラブ」(東芝EMIよりCD化されている)。今回は、映像に合わせインパクトのあるアレンジが加えられ「SYNCHRONIZED LOVE CENTRAL」という曲名になった(そのバージョンのパッケージ化については未定)
◇関連リンク
・特別CM映像〜『武富士ダンサーズ復活』篇 - livedoor TAKEFUJI DANCERS特集ページ
・DANCE-CH.TV - 武富士ダンサーズ ウェブサイト
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