伊藤みどりさん、佐藤信夫コーチに続く快挙

 フィギュアスケートのトリノ五輪金メダル・荒川静香さんが世界フィギュア殿堂入りすることが決まった。管理する「世界フィギュアスケート博物館と栄誉の殿堂」が公式サイトで発表した。日本人の殿堂入りは伊藤みどりさん、佐藤信夫コーチに続き、3人目の快挙となる。

 発表では、トリノ五輪で日本フィギュア界初の金メダリストとなり、当時は全競技を通じ、日本人選手が金メダルを獲得したのは荒川さんだけだったことを紹介。また、2004年の世界選手権を制し、グランプリ(GP)ファイナルでは03年に銅、04年は銀を獲得した功績も伝えている。

 米スケート専門メディア「icenetwork」も「アラカワが殿堂入りに名を連ねる」と見出しを打って特集を掲載。荒川さんが殿堂入りすることを伝えている。

 世界フィギュア殿堂は「世界フィギュアスケート博物館と栄誉の殿堂」がフィギュア界の発展に大きな貢献を果たした人物に贈る。日本では04年に女子選手史上初のトリプルアクセルを成功させた伊藤みどりさん、10年に荒川さんを始め、浅田真央、安藤美姫らのコーチだった佐藤信夫氏が受賞して以来、8年ぶり。荒川さんにとっては佐藤コーチと師弟での快挙となった。(THE ANSWER編集部)