デポルティボ戦の入場前、憧れのスターに声をかけた少年とジョークで応じたロナウド

 レアル・マドリードのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは、現地時間21日に行われたリーガ・エスパニョーラ第20節デポルティボ・ラ・コルーニャ戦(7-1)で、後半39分に大流血しながらも2ゴール目を奪う闘争本能を見せつけた。

 その一方で、試合前には一緒に入場する子どもにちょっとしたユーモアを送ったことが、英紙「ザ・サン」で報じられ話題になっている。

 ロナウドの映像で話題になっているのは、本拠地サンチャゴ・ベルナベウのピッチに向かう階段でのこと。入場の瞬間を待っていると、突然一人の子どもからこんな言葉をかけられたのだという。

「僕にとって、君は世界でナンバーワンの選手なんだ。そしてメッシは…」

 子どもが名前を出したのは、ロナウドにとって永遠のライバルであるバルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ。これまで至るところで比較され続けたロナウドだが、子どもの声にかぶせ気味にこう返した。

「良くないね」

子どもたちは「最悪だ!」を連呼

 この言葉にノリノリになった子どもたちは、「最悪だ! 最悪だ!」と連呼する。このやり取りに、真剣な表情を浮かべていたはずのウェールズ代表FWギャレス・ベイルやスペイン代表DFダニエル・カルバハルらも、思わずニヤリとしていた。

 今季リーグ戦で不振に喘ぐこともあり、ロナウドには厳しい視線が向けられており、毎度おなじみとなった去就報道も各メディアで過熱している。だがこの日は2ゴールを奪ったことで、試合前に子どもたちに向けた“世界ナンバーワン宣言”を有言実行した形だ。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images