乾燥しやすい冬の季節は、生活の中で急に「バチッ」と静電気を感じることがありますよね。思ったよりも痛い思いをしてしまう静電気は、対策を練ることでしっかり予防することができます。この記事では、静電気が起こるメカニズムとその対策方法についてご紹介していきます。

冬にばかり静電気が起きる理由

静電気の起きる季節と言えば冬ですよね。どうして冬にばかり起きるのかと言うと、主な理由は2つです。1つ目は、空気が乾燥していること。冬は湿気が少ないため空気も人の身体も乾燥していて、帯電しやすくなっているのです。湿気があると体内に溜まっている電気も放電できるのですが、湿気がないと身体に帯電するばかり。ですから些細な摩擦でも、簡単に静電気が発生します。そしてもう1つが、厚着をしていること。冬は夏と比べてたくさんの衣類を身にまとっていますよね。そのため布と布や布と身体で摩擦が起きやすくなり、静電気が発生してしまうのです。

対策1.積極的に電気を逃がす

乾燥で電気が溜まりやすくなっているのなら、バチッと静電気がくる前に電気を逃がせば良いのです。よく市販で売られている静電気除去グッズは、そういった電気を逃がす働きを持っています。静電気を逃がすなら、タイヤや地面に触るのがおすすめです。静電気の発生しやすいものに触れる前に、木や石、紙、コンクリート、レンガなど静電気を通すものに触れて電気を逃がすクセをつけておきましょう。ちなみにゴムやガラスなどは一切電気を通さないため、触れても電気を逃がす効果は期待できません。

対策2.金属のものを持った状態で金属に触れる

金属製のものは電気をよく通しますから、静電気が発生しやすくなっています。そのため、金属に触れるときは何かほかの金属製のものを持って、まずは金属同士を触れさせてください。すると金属同士で静電気が発生するため、バチッと来ても人の手が感じる痛みは抑えられます。金属製の鍵やストラップ、ペンなどを携帯しておくと良いですね。

対策3.身体をしっかり保湿する

静電気の感じやすさにも個人差が合って、乾燥肌の人は特に帯電しやすくなっています。そのため、髪や肌をしっかり保湿しておくと静電気が起きにくくなります。外出時は冬の空気で特に乾燥しやすくなるため、ボディミストやヘアオイルなどを携帯しておくのがおすすめです。身体がしっかり保湿されていれば帯電することもなくなりますから、静電気が発生するのを防ぐことができます。例えば子供と公園で遊ぶ時なども静電気が生じやすいですよね。ボディミストを携帯し、しゅっしゅっとお互いを簡単に保湿して(手のひらなど)予防してから遊ぶのも一つの対策になりますよ。


writer:さじや