韓国 けさのニュース（１２月２０日）

◇文大統領　五輪期間の合同軍事演習延期を米に提案

　文在寅（ムン・ジェイン）大統領は１９日、米ＮＢＣテレビとのインタビューで、来年２月からの平昌冬季五輪・パラリンピック期間中の韓米合同軍事演習の延期を米国に提案し、米側も検討していると述べた。文大統領は改めて北朝鮮の五輪・パラ大会参加に期待を寄せ、両大会を平和の祭典にすることに強い意欲を示した。

◇国連総会が北朝鮮の人権侵害非難決議　１３年連続

　国連総会が北朝鮮の人権侵害を非難し、早期の改善を求める決議を採択した。北朝鮮の人権侵害を非難する決議の採択は１３年連続。また、朝鮮戦争などで生き別れになった南北離散家族の再会行事が１５年１０月を最後に実施されていないことに懸念を表明し、生死の確認や手紙の交換、故郷訪問などを行うよう促した。

◇３０年までに原発３５基分の太陽光・風力発電設備建設へ

　産業通商資源部は再生エネルギーに関する政策協議会を開催し、２０３０年までに同エネルギーを用いた発電量の割合を全体の２０％に引き上げるため、計１１０兆ウォン（約１１兆４３００億円）を投じて太陽光や風力など４８．７ギガワット規模の再生エネルギー設備を建設することにした。原発約３５基分の発電量に相当する。

◇政府　１０〜１１年以来の２年連続３％台成長目指す

　韓国政府は、今年と来年、２年連続の３％台の経済成長を目指す方針だ。２年連続して３％台の成長が実現した場合、１０〜１１年以来となる。企画財政部などは来年の３％台の経済成長を目標とするプランを２７日に発表する。

◇ソウルなど中部に最大１０センチの雪予想

　厳しい寒さが続く中、午後に中部の西海岸を中心に雪が降り始め、夜には全国に拡大する見込みだ。積雪量はソウルや京畿道などで３〜１０センチになると予測される。