オンライン総合旅行サービス「DeNAトラベル」を運営する株式会社DeNAトラベル(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:大見 周平)は24日、2017年上半期の海外旅行先人気急上昇ランキングを発表した。

 2017年の4月1日から9月30日までに出発した東京発の海外航空券の予約件数を、昨年の同時期と比較したところ、最も旅行者が上昇したのは韓国の「大邱」だった。

 東京(成田)-大邱間は2016年9月1日よりLCCのティーウェイ航空が直行便を就航し、今年の6月8日より同じくLCCのエアプサンも運航を開始、各社とも毎日1往復運航しており、現在、週に14便が東京(成田)-大邱間を運航している。従来は仁川空港などで乗り換えが必要だったが、直行便が就航したことにより、気軽に大邱へ旅行できるようになったと考えられる。

 2位の西安は、中国が形成を目指す広域経済圏構想「一帯一路」の陸路の起点であり、8月には西安の伝統文化を世界中にPRするため、関係者による「一帯一路・文化の旅」を開催するなど、積極的に西安の認知向上活動を行っている。日本のみならず、各国から注目を集めている都市のひとつだ。

 3位の済州は、日本国内で済州観光公社による観光説明会を実施し、日本への観光促進を積極的に行っている。また、今年の4月に国内でも最大級の大型複合リゾートをオープンし、今秋よりテーマパークやエンターテインメント施設などを順次オープンする予定であることから、済州へ興味を抱いた人が増加したと考えられる。さらに、今年の9月2日より、ティーウェイ航空が東京(成田)-済州間の運航を開始し、今後も注目が集まることが予想される。

 4位以下においても、バニラエアの国内航空会社初のセブ線就航や、イベリア航空が東京(成田)-マドリード間の唯一の直行便を就航するなど、2016年下期から2017年上期にかけて各航空会社が新しい路線を積極的に開いていることが起因していると考えられる。
 他にも、上位10位中韓国が3都市ランクインしている事から、韓国リピーターがソウル以外の都市へも足を運ぶようになったのではないかと考えられ、根強い韓国人気を感じるランキングとなった。

対象サービス:東京発海外航空券
対象期間:2016年、2017年の4/1〜9/30出発
対象エリア:2017年のDeNAトラベルにおける予約件数TOP50の目的地