日本のみならず、世界各地で愛飲されている乳酸菌飲料のヤクルト。プラスチックの小さな瓶についているアルミの蓋をめくってゴクッと飲むのがスタンダードな飲み方だが、台湾では子供のころにヘンな飲み方をしていたという人が少なくないようである。台湾メディア・東森新聞雲は20日、ヤクルトの飲み方をめぐって、台湾のネット上で議論が繰り広げられたことを伝えた。

 記事は、日本で誕生したヤクルトが台湾、韓国、中国大陸、タイなど世界30あまりの国・地域で親しまれており、多くの人が成長する中で飲んだ思い出があることだろうとした。そのうえで、台湾のあるネットユーザーがネット上で「子どものころ、こんな飲み方が好きだった」と書き込んだところ、次々と「自分もそうだった」、「懐かしい」、「今もやってる」といった賛同意見が寄せられたと紹介している。

 その飲み方とは「底の部分を口で少し噛み切り、逆さにして飲む」というもの。「底をちょっと開いてゆっくりと舐めるんだよ」、「底に穴を開けて飲む」、「これは歯で穴を開けるからいいんだよな。でも口を切ったこともあったな……」とのことだ。上の口を全部開けて飲めばあっという間に終わってしまうが、ちょっと穴を開けて逆さにして飲むことで、ちびちびと長い時間楽しむことができる、というのが台湾の子どもたちには受けたのだろうか。

 このほか、ヤクルトを冷凍庫で凍らせて取り出すと、プラスチックが裂きやすくなり、ヤクルトシャーベットを手軽に楽しむことができる、という意見にも多くの寄せられたようだ。なかには、様々な料理やスイーツに加えるという意見もあったようだが、記事は「ヤクルト本社曰く、加熱してしまうと乳酸菌の機能が弱まってしまうので、おすすめしないとのことだ」と伝えている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(c)shaffandi /123RF)