切りたて、湯でたてのコシのある細麺と、ごぼう天うどんをはじめとする多彩なメニューが楽しめる「大地のうどん 本店」。福岡市西区上山門の住宅街にありながら、平日でも行列が絶えない人気店だ。

【写真を見る】インスタ映え120%!切り方が違う3種類のゴボウがのった「肉ごぼう三昧うどん」(780円)

■ コシのある透き通った細麺はのど越しも抜群

福岡に5店舗、東京にも1店舗を展開。「津田屋官兵衛」(北九州市小倉北区)を源流としてこだわりのうどんを提供する「津田屋流 豊前裏打会」に加盟し、その魅力を福岡市内で広めている立役者だ。温かいうどん、ぶっかけ、つけ麺で20種以上の単品メニューをラインナップし、豊富なトッピングやセットもあり、楽しみ方は無限大!

一番人気は「ごぼう天うどん」(480円)。どんぶりに覆いかぶさった、大きなゴボウの天ぷらがインパクト大。真上からでも斜めからでも、SNS映えすること間違いなし。ゴボウ天を少しずつ崩してスープに浸しながら食べるのがおすすめ。最後までサクサクの天ぷらを楽しもう。

ファンを魅了しているのが「津田屋流 豊前裏打会」独自の麺だ。多い時で1日200玉以上作る麺はすべて自家製。細くて透明感のあるルックスと、ほどよい弾力のあるコシが特徴だ。店主の久田さんは「麺は、注文を受けてから切り、直接手で触って理想の状態を見極めながら丁寧に茹でるのがこだわりです」と語る。

■ 思わずSNSにアップしたくなるうどんがいっぱい

夜限定のメニュー「ごぼう三昧うどん」(580円)も注目。通常のスライス、太めにカットされたもの、ピーラーでより薄くスライスしたものなど、それぞれ違った歯ごたえが楽しめる3種類のゴボウ天がのった、個性的な一品だ。食べ応え十分な肉をプラスした「肉ごぼう三昧うどん」(780円)もある。

「メニューによっては少し時間がかかるかもしれませんが、最高の状態で食べてもらいたいので、麺の切り方や茹で加減は自分が納得できるまで調整しています」と久田さん。妥協を許さずこだわり抜いたそのうどんは、並んででも食べたい味だ。

【九州ウォーカー編集部/文=森川和典(シーアール)、撮影=菅祐介】