全豪OP運転手の夫婦をスペイン招待で食事、ディナー写真をSNS公開でファン反響
男子テニス世界ランキング1位のラファエル・ナダル(スペイン)は今年、得意の全仏オープンで通算10度目の優勝、全米オープンでも2013年以来となる3度目の制覇を成し遂げるなど、完全復活を印象づけている。コート上では闘争心むき出しのプレースタイルを見せつけるスペインの至宝だが、試合を離れると“裏方さん”にも心配りを忘れない行動を取っていることが話題を呼んでいる。
ナダルが自身の公式フェイスブック上で1枚の写真を発信したのは、19日のこと。生まれ故郷であるスペインのマジョルカ島でつかの間のオフを過ごしていたが、ある初老の夫婦を地元に招いたのだという。白のボーダーシャツを着たラフな装いなナダルは、夫婦の真ん中で肩を組んだ3ショット写真とともに、以下のように投稿している。
いったい、この夫婦の正体とは――。
「イアンは全豪オープンを訪れる際、何年間にもわたってドライバーとして働いていただいている。昨晩、妻のジェーンとともにマジョルカの『サ・プンタ』というレストランで一緒にディナーを食べたんだ。彼と会えることはいつも嬉しいよ! ここに来てくれたこと、そして1月のメルボルンでのことを感謝したいね!」
ファンから感動の声「だからラファのファンなんだ」「スーパースターたる所以」
男性は運転手のイアンさんで、女性は妻のジェーンさん。ナダルはコーチなど自らのテニスを磨き上げる存在だけでなく、宿泊先から会場まで送り迎えし、支えてくれている裏方にも最大限のリスペクトを示し、食事をともにしたようだ。
レジェンドの一流の人格者たるゆえんが伝わる1枚の写真にファンも称賛の声を上げている。
「冗談抜きで史上最高のスポーツパーソン」
「だからラファのファンなんだよ」
「スーパースターたる所以」
「メルボルンが待ち遠しい」
全豪では決勝でロジャー・フェデラー(スイス)との大激戦の末に敗れたものの、今年の活躍は冒頭で記した通り。
今週末チェコで開催される「レーバーカップ」ではそのフェデラーとの夢のダブルス結成が期待されるが、こまやかな心遣いによってまたファンの心をとらえているのは間違いない。