Twitterのハッシュタグが、誕生から10周年! 初めてハッシュタグが使用されたのは、2007年8月23日(現地時間)で、IT界で有名なクリス・メッシーナ氏が発信したツイート内。ちなみに彼はTwitterのファンで、1186番目のユーザー。当時、他サイトでありがちなフォーラムのようなものを求める人がいた中で、メッシーナ氏はiPhoneが発売されたばかりで今後モバイル市場が拡大すると考え、もっとシンプルに興味のあるツイートだけを読めるように整理できる仕組みを提案。それがハッシュタグだったんだそう。

今日から10年前、「#をグループの代わりに使うのはどうかな? #barcampのように」とツイートし、ハッシュタグが誕生。(barcampとはメッシーナ氏が共同で開発した様々なテーマを話し合うオフ会のこと)。

そして10周年を祝福し、<Us Weekly>などのメディアが過去に流行ったハッシュタグを特集。その一部をご紹介!

2009年1月:「#FollowFridayもしくは#FF」

未だに人気のあるハッシュタグの1つ。金曜日にオススメのユーザーを宣伝するというシステム。2009年に初めてツイートされてから、すでに5億回以上ツイートされているというから、すごい!

2011年:「#EdBallsDay(エド・バルズの日)」

政治家のツイートは真面目で面白くないと思われていた頃。当時政治家だったエド・バルズ氏が、なぜか自身の名前だけをツイート。これがイギリスではウケて、毎年記念日がお祝いされているんだとか。

2013年:「#BlackLivesMatter(黒人の命も大切)」

2012年にフロリダで17歳の武器を持っていなかった黒人男性が警官に打たれ死亡した事件。警官は無罪になったことから、このムーブメントが活発化。のちに同名のデモも行われ、今では定着しているフレーズとなっている。

2015年2月:「#TheDress(ドレス)」

ドレスの色が白とゴールドなのか、青と黒なのか、ユーザーを悩ませた写真。ちなみに、答えは青と黒なのだそう。

2016年7月:「#TaylorSwiftIsOverParty(テイラー・スウィフトは終わったの会)」

新曲の発表が待ち遠しいテイラー・スウィフトに関連する、ハッシュタグ「#TaylorSwiftIsOverParty」。

カルヴィン・ハリスと破局後、彼のヒット曲「This Is What You Came For」の共同作者だったことをテイラーが告白。カルヴィンはテイラーと犬猿の仲だと言われるケイティ・ペリーを引き合いに出し、「彼女にしたように、僕を葬ることはできない」とツイートしたことで、このハッシュタグは誕生した。

2017年5月:「#Covfefe」

トランプ大統領が夜中にツイートをし、翌日に削除された謎の言葉。「Coverage(報道)」のタイプミスだと言われているが、CNNなど多くのメディアが取り上げたことでも話題に。

2006年にTwitterが誕生し、その翌年には誕生したというハッシュタグ。それから様々な変化を遂げ、日本語のハッシュタグが導入されたのは2011年だったそう。何気ない一言で広まったハッシュタグも、今では1日に平均1億2500万個もツイートされているというから驚き。今後も何が起こるかわからないSNSの世界、どのような変化が見られるのか今から楽しみ!