恋愛よりも仕事が優先? タレントの中川翔子(32)が7月28日、3万5千円のクリスマスディナーショーを3都市で開催することを発表した。最近結婚願望を頻繁に口にする中川だが、高価なディナーショーを3都市で立て続けに開催し、荒稼ぎするようだ。

 アニメ・ゲーム好きとして知られ、東京五輪・パラリンピック大会組織委員会に意見を求められるなど、今その発言が注目されている中川。そんな中川が夏の最中の7月28日、クリスマスディナーショーの実施を発表した。今回は、東京・名古屋・大阪の3都市で公演する。

■彼氏募集発言はビジネス?クリスマスを仕事で埋める

 今回のディナーショーでは、中川がバックバンド“ギザレンジャー”と一緒にステージに上がり、ディナーショーのためにアレンジされた楽曲を特別披露。またディナーも中川が監修し、料理名に飼っている猫たちの名前をつけるという。

 開催にあたって中川は「憧れだったディナーショー、ついにツアー形式で叶うことになりました。舞台を経験し、歌うことがますます愛おしいです。大人のプレミアムな時間、大切に一緒に楽しみましょう」とコメントしている。

 中川といえば近頃、イベントやテレビ番組で度々結婚願望を口にしている。理想の男性のタイプも数限りなく挙げ、「わたし、空いてますんで、簡単にゲットできると思いますよ」としきりに彼氏を公開募集中だ。

 またドラマ『あなたのことはそれほど』(TBS系)で子持ちの人妻役を演じると、結婚指輪をつけた写真をツイッターにアップして「左手に指輪があるって不思議な感覚いいな〜誰かくれてくれ」とせがんだり、赤ちゃんとのツーショット写真を撮って「赤ちゃんほしいいいいいい」と思いの丈を打ち明けたりしていたが……。

「クリスマスシーズンを全て仕事で埋めそうな勢い。口では『彼氏が欲しい』と相当アピールしていますが、稼げるだけ稼ごうという事務所の方針も見え隠れしています。彼氏欲しい発言は、注目を集めるためのただネタかもしれません」(報道関係者)

 中川のディナーショーの注目の一つが、その価格だ。

 中川が提示しているのは、強気の3万5000円。ディナーショーでトップクラスの価格を誇るのは五木ひろしの5万1500円だが、3万5000円も石川さゆり(59)や小林旭(78)ら大御所歌手と並ぶ高価格だ。酒井法子(46)の3万3000円や華原朋美(42)の3万2000円よりも高い。

 中川は昨年も同じ価格でディナーショーを開催し、すぐ完売するなど好評を博している。今年は、3都市で同じ完売を狙うようだ。一体なぜこんなに需要があるのか。

「中川のファンはオタク層の男女が多く、ディナーショーを実施する他の歌手と客層が被りません。おまけに高齢化してきたファンは、平均年収が年々アップしているはず。手堅い隙間産業ですね」(報道関係者)

 冬のクリスマスシーズンに荒稼ぎしそうな中川。彼氏はいなくても懐はホクホクか。

文・佐々木浩司(ささき・こうじ)※1980年群馬県生まれ。スポーツ誌の契約記者を経てフリーに。現在は主に、週刊誌やビジネス誌で活動中。得意分野は芸能、プロ野球、サッカーなど。主な著書に『洗脳のすべて』(宝島社)など。