リバプールは、今夏の補強費に1億ポンド(約144億円)を用意しているようだ。イギリス『インデペンデント』が伝えている。

▽今季のプレミアリーグを4位で終えたリバプールは、来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得した。3年ぶりとなるCLに向けて今夏のチーム補強は必須。そんな中、同クラブのオーナー会社であるフェンウェイスポーツグループが補強費として1億ポンド用意しているという。

▽リバプールが獲得を狙うサウサンプトンのオランダ代表DFヴィルヒル・ファン・ダイク(25)は、同クラブの他にもチェルシーやアーセナル、マンチェスター・シティなどが興味を示しているとされ、その市場推定価格は5000万ポンド(約72億1000万円)ともみられている。

▽さらにリバプールは、ローマのFWモハメド・サラーやアーセナルのFWアレックス・オックスレイド=チェンバレン、ライプツィヒのMFナビー・ケイタ、ドルトムントのMFクリスチャン・プリシッチらの獲得も狙っていると推測されている。来季のCLに出られることやクラブのネームバリューを考えれば、リバプールに移籍することを考える選手は少なくないとみられる。

▽しかし、同クラブのイングランド代表MFジェームズ・ミルナーは、目先の大きな大会だけでなく、その先を見据えることが出来る選手に来てほしいと考えているようだ。

「CLに出るためだけにリバプールに来るというのなら、それはクラブに対して失礼だ」

「このクラブには歴史があり、監督、そして選手達がいる。そのような理由ひとつで来ることを決めるなんて、少し礼儀に欠けていやしないかい」

「おそらくそう(クラブはより魅力的)かもしれないが、それはCLに出るためにここにきていることを言っているようなものだし、そこでプレーするのに十分な実力があるということを証明していることにもなるんだよ」

「ここに来るならビジネスをしなければならない」