シヴィライゼーション VI」や「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS」など、PCゲームにもたくさんの名作ゲームが存在しますが、そんなPCゲームをスマートフォンタブレット、さらにはXbox OneやNintendo Switchといったゲーム専用機でもプレイできるようにするというプロジェクトが「Rainway」です。

Rainway | Play Your Games Anywhere

https://rainway.io/



Introducing Rainway

https://blog.ulterius.io/introducing-rainway/

あらゆるゲームをボーダレスウィンドウ化する「Borderless-Gaming」や、ゲームクライアントが占めるディスクスペースを軽くしてくれる「SteamCleaner」などを開発したエンジニアのアンドリュー・サンプソンさんが、2017年3月10日に「Rainway」を発表しました。

Rainwayはユーザーの好きな端末上でお気に入りのPCゲームをプレイできるようにするためのプログラムです。Rainwayはウェブブラウザを搭載するあらゆるデバイスで利用可能なプログラムになる予定で、ブラウザで専用ページにアクセスし、お気に入りのゲームをなんと60fpsのぬるぬる画面でプレイ可能とのこと。どうやってスマートフォンやゲーム機のブラウザ上からPCゲームができるようになるのかというと、ホストとなるPCでゲームを起動し、その画面をストリーミングで配信してあらゆる端末上からプレイできるようにするようです。



Rainwayの公式Twitterアカウントいわく、画面はこんな感じになる模様。



驚くべきなのはDirectX 11をサポートしているGPUを搭載していれば、いかなる端末でもRainwayが利用可能となるという点。macOSやLinuxといったOSから、Android、iOSなどのスマートフォン・タブレット向けのOS、さらにはNintendo SwitchやXbox Oneなどのゲーム専用機までRainwayを使用可能となる予定です。

正式には対応が発表されていたプラットフォームはmacOS・Linux・Android・iOS・Nintendo Switch・Xbox Oneですが、1万人近くのユーザーからの要望により、PlayStationへの対応についても努力すると公式Twitterアカウントがツイートしています。



また、サービススタート時の最高解像度は1080pとなる模様。ただし、将来的な4Kサポートも約束しています。



サービスは無料で提供される予定。ハードウェアを購入したりソフトを利用するために金銭を支払う必要もありません。



なお、発表から約2か月が経過した記事作成時点で既に7万5000人を超えるユーザーがRainwayのサービスに登録しており、その注目度の高さがうかがえます。