[画像] 暴言騒動の森脇、練習参加で“浦和愛”を強調 「チームのためになることだけを考えたい」

2試合出場停止処分を受け、ACLでは24日済州戦、リーグ戦では6月4日柏戦に最短復帰

 浦和レッズのDF森脇良太は、4日の鹿島アントラーズ戦でJリーグの規律委員会から「他の競技者、その他の競技に立ち会っている人々に対する侮辱」に相当すると判断され、2試合の出場停止処分を受けた。チームのトレーニングに参加している森脇は「チームのためになることだけを考えたい」と語っている。

 事の発端は、4日のJ1第10節、本拠地鹿島アントラーズの後半33分だった。浦和のDF槙野が自陣コーナー付近でボールをキープした鹿島MF土居聖真と競り合い、そこにFW興梠慎三がサポート。主審が笛を吹き浦和ボールとなったが、判定後に興梠が土居を突き飛ばして鹿島側が猛抗議し、両チームがもみ合いになった。その際に森脇が「口が臭い」と暴言を吐いたとされる。森脇はその対象が小笠原としているが、小笠原はMFレオ・シルバと主張。そうしたなか森脇、小笠原ともJリーグ規律委員会に呼ばれて事情聴取を受けていた。

 森脇は14日のアルビレックス新潟戦と20日の清水エスパルス戦に処分が適用される。公式戦への復帰は最短で24日のAFCチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦、済州ユナイテッド(韓国)戦になり、リーグ戦では6月4日の柏レイソル戦になる。そうしたなかで、その間のトレーニングで“浦和愛”を口にした。

「この期間は、僕にできることをしっかりやりたいと思っています。(出場停止が)明けても使われるかどうかは、この間の日々のトレーニング次第だと思っています。チームのためになることだけを考えたいです。僕としては、どんなことがあったとしても、そのことだけを考えたいですし、しっかりしたトレーニングをして日々を積み重ねたい。それが、試合に使ってもらえた時に出ると思っています」

 浦和の3バックの右は森脇が完全なるレギュラーポジションを獲得していたが、2試合出場停止の間はDF那須大亮の起用やMF阿部勇樹のコンバートが予想される。また、MF柏木陽介やDF遠藤航も負傷を抱えており、森脇の出場停止は厳しい台所事情のところで痛手になっている。

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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images