レジャー施設に1年間通い放題になる「年間パスポート」。東京ディズニーランドやユニバーサル・スタジオ・ジャパンが有名ですが、水族館や美術館、公園などにも年間パスポートがあります。

「年パス」と言えば、浮かぶのが「何回行けば、お得になるの?」といった疑問。そこで今回、東京バーゲンマニア編集部が徹底調査!お得になる回数別にまとめみました。

2回目から得する高コスパ「年パス」も

まずは2回目からお得な「高コスパ年パス」から紹介します。

・新江ノ島水族館 4000円(通常2100円)
・アクアパーク品川 4200円 (通常2200円)
・国立科学博物館 1030円(通常630円)

どの施設もたった2回行くだけで元が取れるので、とてもお得。水族館が好きなら、新江ノ島水族館、アクアパーク品川の年パスを買って1人でふらっと寄ってみるというのも癒されそう。

3回目からお得

・すみだ水族館 4100円(通常2050円)
・サンリオピューロランド 1万円(通常平日3000円、休日3800円)
・サンシャイン水族館 4000円(通常2000円)
・八景島シーパラダイス 1万100円(通常5050円)

ここで注目したいのは、サンシャイン水族館の年間パスポート所持者の特典です。これがかなりお得。というのも、池袋サンシャインにある「プラネタリウム"満天"」が、年パス所持者含む2人まで50%オフになります。1500円が750円になるのは大きいですよね。2人までOKなので、デートにもぴったり。

また、「SKY CIRCUS サンシャイン60展望台」でも、本人含む5人まで500円引きになるので、池袋で遊ぶことが多い人には、おすすめです。

4回目からお得

・ユニバーサル・スタジオ・ジャパン 2万2800円(通常7600円)
・森美術館&東京シティービュー 6000円(通常 美術館1800円、展望台1800円、スカイデッキは+500円)

テーマパークで思いっきり遊びたい人にはUSJの年間パスもおすすめですが、記者のイチオシは、森美術館と東京シティビューの年間パス。森美術館では、年に3〜4回企画展の入れ替えがあるので各展示を1回ずつ観に行けば、ほとんど元が取れる計算です。

また展望デッキからは東京タワーとスカイツリーが両方を見ることができます。ロマンチックな夜景なので、こちらもデートにおすすめ。さらに開放感が味わえる屋外展望台「スカイデッキ」も無料で入れます(通常は展望台料金プラス500円)。美術館と展望台、スカイデッキのコースで巡るなら、元を取るのは比較的簡単です。

ディズニーと同じくらい通わないとお得にならないのは...

ここからは、元を取るのはちょっとハードルが高い「年パス」です。

5回目からお得

・井の頭自然文化園 1600円(通常400円)
・上野動物園 2400円(通常600円)
・葛西臨海水族園 2800円(通常700円)

年間パスの値段はどれも3000円以内でお手頃なのですが、通常の入園料も低価格なので得をするには5回以上通う必要があります。積極的に利用しないと、元を取るのは難しいかもしれません。

さて、ここまで紹介した年間パスは2〜3か月に1回のペースで利用すれば元が取れるものですが、10回以上行かないとお得にならない「年パス」もあります。

それが「東京ディズニーランド&東京ディズニーシー共通パスポート」。お値段はなんと9万3000円です。通常各パークの1デーパスポートは7600円なので、13回目からお得になりますが、月に1回以上のペースで通う必要があります。

ランドとシーどちらかでいいという場合は各パーク専用の年間パスが、6万3000円で販売されています。こちらは9回目からお得になるので、ほんの少しハードルが下がりますが、やはり東京ディズニーリゾートの年間パス購入はかなりの覚悟が必要です。

実は意外にもTDRと同じくらい通う回数が必要なのが、「新宿御苑」の年間パスポート。価格は2000円と手頃ですが、通常の入園料は200円。11回目からやっとお得になります。

どの「年パス」も行けばいくほどお得になることには変わりありません。たくさん通えば、その分楽しみ方も増えるはず。お気に入りのレジャー施設がある人は、思い切って買ってみるのもアリかもしれませんね。