米ウォルト・ディズニーは2月10日(現地時間)、イギリスのシェパートン・スタジオで映画『Mary Poppins Returns(原題)』の撮影を開始したと発表した。往年の名作映画『メリー・ポピンズ』(1964年)の待望の続編では、作家P・L・トラヴァースの小説が生み出した魔法使いの乳母の役をエミリー・ブラントが演じる。オリジナル作品では、ジュリー・アンドリュースが同じ役でオスカーを受賞した。

続編にはリン=マヌエル・ミランダ、ベン・ウィショー、エミリー・モーティマー、ジュリー・ウォルターズ、コリン・ファース、メリル・ストリープらが出演する。ピクシー・デイヴィーズ、ナサニエル・サレハ、ジョエル・ドーソンがバンクス家の3人の子供を演じる。オリジナル版に出演した91歳のディック・ヴァン・ダイクも登場する。

デヴィッド・マギーの脚本をもとに、ロブ・マーシャルが監督を務め、マーシャル、ジョン・デルーカ、マーク・プラットがプロデュースを手掛ける。トニー賞を受賞したマーク・シェイマンとスコット・ウィットマンは、本作のために新たな歌曲を書き、また、シェイマンが音楽を作曲する。

『Mary Poppins Returns(原題)』は、1930年代の世界恐慌時代のロンドンを舞台とし、成長したマイケル・バンクスとジェーン・バンクス(ウィショーとモーティマー)が登場する。マイケルが私的な喪失感を抱える中、メリー・ポピンズが再びバンクス家に帰って来る。路上の街灯を点灯する楽観的な「ランプライター」のジャック(ミランダ)と共に、ユニークな魔法の力で、バンクス一家が人生の中で失った楽しみや素晴らしさを再発見していく。