[Jステーション-広島ホームテレビ]2016年12月9日放送の広島HOMEテレビ「Jステーション」で、広島で新しく始まるビジネスの形が紹介されました。


おりづるタワー(画面中央右)と原爆ドーム(Taisyoさん撮影、Wikimedia Commonsより)

IT企業のドリーム・アーツは、今年オープンした「おりづるタワー」に、個性的なオフィスを誕生させました。デスクは広島のクリの木、イスには福山のカイハラデニムを使ったクッション、和室スペースには備後畳、障子には大竹和紙と広島愛にあふれたオフィスです。

県も助成に注力

ドリーム・アーツは東京に本社があり、社員約270人。社長は広島県出身です。広島には2001年から研究開発部門がありましたが、このたび事業拡大で「第2本社」を開設することになりました。その狙いは、魅力的な職空間をアピールすることで少しでも優秀な人、やる気のある人に注目して集まってほしいというもの。

東京での人の獲得競争が激しくなり、優秀な人が採りにくい状態になってきたためだそうです。社長は「広島という場がもっと熱くなれば、たくさんの人が来ていろんな『事』が起こる、そのいい連鎖が始まりますからすごく期待しています」と語っていました。

企業誘致には、県も力を入れています。今年度からはじめた助成制度では、本社機能を広島に移転した企業に、オフィスの改修費など最大1億円を助成。異動する社員については1人あたり100万円(1年以上住むことが条件)、さらに家族がいた場合は家族1人あたり100万円を企業に支払います。家族まで補助があるのは、全国でも初。ドリーム・アーツはこの申請第1号となりました。

お菓子メーカーのカルビーも、創業の地・広島に今秋、新商品開発拠点「Calbee Future Labo」を開設しました。「じゃがいもとか物から発想するのではなくて、お客さんはどんな事を考えているか、どんなことに不満を持っているか、そういう所から発想しよう」との考えから生まれたオフィスには、立ったままミーティングのできるテーブルのほか、掘りごたつや、ひとりスペース、オープンキッチンなどがあります。今後、ラボでは広島の大学・企業・一般の人と協力し商品開発をおこなう予定で、現在サポーターを募集しているそうです。

ビジネスでも注目される広島で、今後広島生まれのヒット商品が生まれるかもしれないと思うとわくわくしますね。(ライター:石田こよみ)