本田圭佑が苦しんでいる一方で、ミランの好調が止まらない。22日のセリエA第9節では、ついにユヴェントスもホームで1-0と沈めた。王者を撃破する一発を決めたのは、18歳の新星マヌエル・ロカテッリだ。

前節の勝利で2位タイに浮上し、称賛を浴びていたミランだが、この日は絶対王者ユーヴェが相手とあって苦戦。だが、踏ん張って迎えた65分、ロカテッリがスーパーゴールを決める。

ジャコモ・ボナヴェントゥーラからのパスを受けた背番号73は、右45°の位置から豪快に右足を振り抜く。レジェンドの守護神ジャンルイジ・ブッフォンですら触ることができず、ボールはゴール上隅に突き刺さった。



あまりに素晴らしいゴールに、元ミランのマリオ・バロテッリもあ然とした様子。「マンマミーア、なんてゴールだ…マンマミーア」とツイートしている。


ミランユース出身のロカテッリは、昨季セリエAデビューを飾り、今月2日のサッスオーロ戦で初ゴールを挙げた選手。サッスオーロ戦のゴールも、2-3とリードされていたチームを同点に導く貴重な一発だった。


サッスオーロ戦では試合後のインタビューでも涙を見せ、感動を誘ったロカテッリだが、この日は満面の笑みを見せた。



ミランはこの勝利でユーヴェとの勝ち点差を2と縮めた。近年は低迷ばかりが騒がれていた赤い悪魔は、ついに復活を遂げるのか?