今年7月にリリースされてから快進撃を続けていたスマホアプリ「Pokemon GO」ですが、アメリカのAppStoreで74日ぶりに、「トップセールス」(Top grossing chart)ランキングの一位から陥落したことが明らかになりました。海外のモバイルアプリ調査企業Sensor Towerによると、この74日という記録はスマホアプリ史上の3位に入ると報告されています。8月初めの調査では、世界累計ダウンロード数が推定一億を突破し、アプリ内購入の売上も1日に1000万ドル(約10億円)以上をキープしていると伝えられた「ポケモンGO」。配信の先陣を切ったアメリカでもリリース1日後に「トップセールス」ランキング1位になって以来トップを守り続けてきましたが、ついに首位の座を他のアプリに譲りました。

ポケモンGOを追い落としたアプリは、最近アップデートしたクラッシュ・ロワイヤル。Sensor Towerの集計によれば、この74日間トップという記録は、クラッシュ・オブ・クラン(347日)やキャンディークラッシュ(109日)に継ぐ歴代3位です。

とはいえ、ポケモンGOはオーストラリアやイギリス、ベルギーやデンマーク、ルクセンブルグやポーランド、ポルトガルやタイといった諸国のAppStoreでは現在でも1位にランクイン。Android版は米Google Playにてトップを守っており、「莫大な利益を上げ続けているアプリ」に違いはありません。

総プレイ人口は着実に下降線を辿っているとの報告もありますが、専用ガジェットのポケモンGO Plusは発売当日にポケモンストアを初めとするリアル店舗およびネットショップで完売し、ゲーム自体もアップデートにより「相棒」システムが実装されてレアポケモンも育てやすくなり、コアなプレイヤー達の熱気は未だ冷めやらず。「トレード」や「トレーニング」など告知されながら先延ばしされた新機能や、Apple Watch版アプリの近日登場もアナウンスされており、道半ばに離れたトレーナーたちが再び戻ってくるかもしれません。