<RIZAP KBCオーガスタ 2日目◇26日◇芥屋ゴルフ倶楽部(7,151ヤード・パー72)>
 6アンダー・首位タイからスタートした小田龍一は、5バーディ・2ボギーの“69”で3つスコアを伸ばしトータル9アンダーで首位の石川遼と1打差の2位タイで決勝ラウンド進出を決めた。
小田龍一と石川遼と言えば09年日本オープンでの名勝負
 この日はINスタート。立ち上がりの11番で20ヤードのチップインバーディを奪って勢いに乗ると、そこから一気に3連続バーディ。前半で4つスコアを伸ばすと、後半は2つのボギーを叩いたものの上位をキープして最終ホールに入った。
 しかし、ここで事件が起こる。パー5のティショットを左に曲げた小田は、2打目地点でボール捜索に入った。しかし、いくら探してもボールが見つからない。ロストボールを覚悟したが、思わぬところからボールが見つかった。
 小田のボールがあったのは、ギャラリーのポケットの中。居合わせたカメラマンがギャラリーがボールを拾ったシーンを見ていたことで発覚し、「持っていかれなくてよかった。ツアー中には誤ってギャラリーがピックアップしてしまうことがたまにあるので」と苦笑いで振り返った。
 無事正規の位置から2打目を打つことができた(ゴルフ規則19-1により)このホールはバーディ奪取。風が強まった後半は1バーディ・2ボギーと苦戦するも好位置につけた。初日からスイングに不安を覚え、試合中のショット間で前傾角度やスイングチェックを繰り返してスコアを作っているだけに、ロストボールでの罰打回避は大きかったはずだ。最後にこの1打が生きてくるか。
【2日目の順位】
1位:石川遼(-10)
2位T:ブラッド・ケネディ(-9)
2位T:小田龍一(-9)
4位T:清水大成(-8)アマチュア
4位T:マシュー・グリフィン(-8)
6位T:イム・ソンジェ(-7)
6位T:海老根文博(-7)
6位T:川村昌弘(-7)
※ゴルフ規則19-1
局外者により
プレーヤーの動いている球が局外者により偶然に方向を変えられたり止められた場合はラブオブザグリーンであって、誰にも罰はなく、その球はあるがままの状態でプレーされなければならない。
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