リオデジャネイロ五輪代表は28日、ブラジルのアラカジュでのトレーニング最終日を迎えた。前日のCSセルジッペとの練習試合中に体調不良となったDF
岩波拓也(神戸)はホテルで静養。しかし、熱は36度2分まで下がり、昼食からチームに合流した。
一方で24日から3日間、発熱のためホテルで静養していたMF
大島僚太(川崎F)は前日のCSセルジッペ戦では出場こそなかったものの、スタジアムに姿を現してランニングをこなし、この日は別メニューながらもボールを使ったトレーニングやランニングで汗を流した。
久し振りに取材エリアに現れた大島は「(体を動かしても)そんなにきつくなかった。ようやく外の空気が吸えたという感じ」と笑顔。3日間のホテルでの休養中は「部屋にしかいられなかったので、映画を見たりして時間をつぶしていた」という。しかし、時間が「メッチャあった」ことで、「映画も立て続けに見ると気持ちが悪くなっちゃって」と苦笑した。
CSセルジッペ戦はベンチから見つめ、初めてオーバーエイジを加えた対外試合に「いろいろアクセントがあるなと思った」。今後は本大会に向けてコンディションを上げていくことになる。「皆は一試合やっている分、連係の部分や話ができていると思うので、自分が遅れないように早く(全体)練習に合流して、馴染んでいきたい」と完全復活に向けて調整を続けていく。
(取材・文 折戸岳彦)
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