巷で大流行中の“イガリメイク”を生んだ、超人気ヘア&メイクアップアーティストであるイガリシノブさん。

川畑タケル氏と共に講師を務めるヘア&メイクのデジタルスクール「BEAUTRIUM ACADEMY」がまもなく開講する。イガリさんにこれから挑戦してみたいことなどをお聞きしました。

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イガリ:昔から好きだったブライダルの仕事をもっとちゃんとやってみたいっていうのはあります。ヘア&メイクとして日本で芽が出なかったら、ハワイでブライダルメイクをやろうと思ってたくらいなので。あと、自分が通ってた専門学校でも5年くらい講師をしているんですけど、人に教えるのがすごく好きなので、今度新しく始まるメイクスクールも楽しみにしています。

――ヘア&メイクを目指している学生からしたら、どうしたらイガリさんのようになれるか気になっていると思います。

イガリ:私は基本的にヘア&メイクがすごく上手いわけでもないし、アイデアがいろいろあるわけでもない。でも、自分がいいと思ったものを信じて、ずっと提案し続けてきました。ミリヤメイクは5年、おフェロ顔も実は3〜4年くらいやってきたんですよ。だから、自分の好きなテイストが決まったら、新しいものに目移りせずにやり続けて、アピールしていくことが大事なんじゃないかなって思います。あとは根性(笑)。

――それでは最後に、イガリさんにとってメイクとは?

イガリ:すっぴんでいられる自信を持たせてあげるもの、ですかね。女の子ってメイクをすると、自分はかわいいって思えるようになるじゃないですか。そうすると、ノーメイクでもそのマインドだけは残る気がするんです。“すっぴんでもかわいい、はメイクで作れる”というか、少しでもメイクが素の自分に自信を持つためのツールになればいいなぁって思ってます。

◇著書『イガリメイク、しちゃう?』(宝島社)が大好評発売中。女優やモデルからの支持も厚く、女性誌のファッションページからビューティページまで幅広く活躍中。フォロワー数183kを超えるインスタグラムアカウントは@shinobuigari

◇1979年生まれ、神奈川県出身。ヘア&メイクアップアーティスト・小野明美さんに師事し、2005年に『BEAUTRIUM』に所属。川畑タケル氏と共に講師を務めるヘア&メイクのデジタルスクール「BEAUTRIUM ACADEMY」(www.beautrium.com)がまもなく開講予定。

※ 『anan』2016年4月13日号より。写真・高橋マナミ インタビュー、文・菅野綾子 《anan編集部》