ニフティは17日、スマートフォンで固定電話番号が使える法人向け通話サービス「ShaMo! by NIFTY Cloud」を4月中旬から提供すると発表した。東京23区内で4月中旬にAndroid版の提供を開始し、iOS版は6月に提供を開始する予定。

 同社によると、今回の「ShaMo! by NIFTY Cloud」は、スマホから専用のアプリを介して固定回線の電話番号で発着信ができるようになるもの。固定回線の契約・開通工事や機器の設置などは不要で、小規模企業や個人事業主でも容易に固定電話番号を導入できる。料金は、スマートフォン1台につき月額900円(税別)〜。初期費用は無料。

 サービス内容として、1社につき1件の固定回線の代表電話番号が付与される。また、1ライセンスにつき1件付与される直通電話番号で無料の内線通話も可能。外線通話(国内のみ)の料金は、20円/30秒。

 そのほか、専用アドレス帳、保留転送、チャット、留守番電話(WAV形式のファイルをメールで添付)などの機能がある。

 利用条件として、@nifty法人IDが必要で、法人登記のある企業、個人事業主のみ利用できる。本社または事業所が東京23区に存在することを証明できる書類が必要。最低利用期間は1年間。

 7月以降は、提供地域を全国主要14地域(札幌市、仙台市、さいたま市、横浜市、川崎市、千葉市、東京23区、東京都多摩地区、名古屋市、京都市、大阪市、神戸市、広島市、福岡市)に拡大する予定という。

 同社では、サービス提供開始日までの間にニュースレターに登録し、サービスに申し込むと、1ライセンス分の月額料金900円(税抜)が12カ月間無料になるキャンペーンを実施する。