健康保険組合連合会によると、組合全体の財政は高齢者の医療費を賄うための負担金の増加で圧迫され、2019年度は986億円の赤字となる見通し。NHKニュースが報じた。

さらに、3年後の2022年度には「団塊の世代」が、75歳以上の後期高齢者になり始めることにより、高齢者医療費の負担金が2019年度と比べて約5000億円増加する見通し。このため、年間の平均保険料は、2019年度に比べて5万2000円余り増えて、54万8620円に上ると推計している。

健保連は「現役世代が、過重な負担とならないよう後期高齢者の窓口負担の引き上げなどを検討すべきだ」としている。

健康保険組合の保険料 3年後には年間55万円に増額 高齢化で(NHKニュース)