フジテレビ「S-PARK」(16日放送分)では、人気企画、プロ野球選手100人が選んだ「プロ野球100分の1」を放送。今回は変化球部門のベスト4を発表した。昨季は「おばけフォーク」と呼ばれる千賀滉大(ソフトバンク)のフォークが1位となった同企画、今季は千賀を抑え、あの“沢村賞投手”が1位に輝いた。

4位 山本由伸(オリックス)のカットボール:5票
高卒2年目ながらリーグ2位となる32ホールドを記録した山本のカットボールが4位に。楽天・嶋基宏は「見たことないような球の質で素晴らしい」といい、オリックス・金子千尋(来季より日本ハム)も「バッターが驚いた顔だったり、何だ今の球みたいな表情をしているのが印象的」と語った。

3位 石川柊太(ソフトバンク)のカーブ:7票
120キロ台を計測することからパワーカーブなどと呼ばれている石川のカーブが3位にランクイン。チームメイトのソフトバンク・森唯斗は「浮き球に見えても真ん中にくる」と話し、ロッテ・中村奨吾は「自分の体に当たるくらいのところがストライクになる」とその曲がり幅を絶賛した。

2位 千賀滉大(ソフトバンク)のフォーク:18票
今季は故障による離脱がありながらも、終わってみればリーグ2位の163奪三振を記録した千賀。その落差とキレのあるフォークには、広島・大瀬良大地も「あれ投げれたら楽しいだろうな」とため息。オリックス・山岡泰輔は「フォークってイメージ的には『ストン』って感じなんですけど、(千賀のフォークは)『グイン』って感じ」と例えた。

1位 菅野智之(巨人)のスライダー:23票
2年連続となる沢村賞を受賞。コントロール部門でも1位になった巨人のエース・菅野のスライダーが23票を集め、堂々の1位に輝いた。中日・京田陽太が「全部がすごいっす」と話すと、広島・中粼翔太も「完璧ですよね」としみじみ。そのキレのある変化について、中日・福田永将は「直角に曲がっている」と、阪神・大山悠輔は「消える」と、それぞれ例えてみせた。