近年積極補強を行うJ1のヴィッセル神戸が、またしても大物選手の獲得を実現させようとしているようだ。

昨夏に元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキを、今夏に元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタを獲得した神戸。さらにチームが不調に陥ると、今年9月にはスペイン屈指の戦術家として知られ、あの名将ジョゼップ・グアルディオラが最も影響を受けた指導者のひとりとして名前を挙げているフアン・マヌエル・リージョ氏を招へいし、さらなる強化に努めた。

まだ新体制が始まったばかりで、指揮官が理想とするポゼッションサッカーには程遠いであろう。ただ、そんなチームスタイルをさらに向上させるため、神戸の次なるターゲットとして元バルセロナDFアドリアーノが浮上。先日トルコメディアなどが「神戸がアドリアーノの獲得を熱望としている」と報じていたが、この移籍話に進展があったようだ。トルコ紙『Hurriyet』によると、すでに神戸の関係者と同選手の代理人が面会し、シーズン終了後の正式オファーも提示。アドリアーノ側も前向きで、所属クラブとの契約を終了する方向で話が進んでいるという。

2010年から2016年にかけてバルセロナに在籍し、ブラジル代表でのプレイ経験もある34歳のアドリアーノ。バルセロナ退団後は戦いの舞台をトルコへ移し、ベシクタシュでプレイしている。新天地でもチームの主力として活躍しているが、今季限りでチームとの契約が満了を迎えフリーになるため、そこに目をつけた神戸が獲得を狙っていた。

この移籍が実現すれば、神戸の“バルサ化”がより一層進みそうだ。今後の動向にも目が離せない。