軋轢(あつれき)にまみれた傑物が、角界に別れを告げた。2月11日、元関脇の逸ノ城(30)の断髪式が都内ホテルで開催された。「昨年の夏場所前の引退会見以来、公(おおやけ)の場に姿を現すのは10ヵ月ぶりです。当日は母国モンゴルの知人や逸ノ城の母校の鳥取城北高の関係者ら420人がはさみを入れました」(全国紙スポーツ記者