シンガポール。富裕世帯の割合が世界一位、多民族の都市国家、東京都23区程度の面積など様々な理由はあるのだろう。世界が凝縮しているように感じられ、3日ほど空くと、その凝縮を味わいに、ふらりと行きたくなる国である。

今回、シンガポールの南に位置するセントーサ島を初めて訪れた。巨大なマーライオン、展望台が回転しながら上昇するタワー、窓がない開放的なバスが走るビーチ、ゴーカートのような小型ソリで滑るスライダーなど、島全体にアミューズメントの香りが漂うが、中でも、ひときわ存在感を放つ統合型リゾート「リゾート・ワールド・セントーサ」。これまたシンガポール独特の凝縮感がある。

今回の特集では、セカイサンポで世界各地を闊歩したイシコが、シンガポール「リゾート・ワールド・セントーサ」を遊び倒す最旬トピックをナビゲート!

エンターテイメント、癒し、グルメの数々、
すべての娯楽が 集まった凝縮感がすごい!


個性あふれる6つのホテル、トルコ式ハマムも堪能できる高級スパ、世界最大級の水族館、水着で楽しむ遊園地、東南アジア初のユニバーサル・スタジオ・シンガポール、シンガポール初のカジノなど、様々な顔を持つリゾート・ワールド・セントーサ。

イルカを撫で、スパでマッサージを受け、デトックスを考えた食事をするなど、身体のメンテナンスができる場所があるかと思えば、日本にはない「トランスフォーマー」のアトラクションや重力に逆らって上昇する画期的なウォータースライダーなど、年甲斐もなく大はしゃぎし、気力を活性化させる場所もある。

写真右:フェスティブホテル。

統合型リゾートとしてアジア最大級だが、それぞれの施設が広すぎず、東南アジアの気候に適したサイズ感がちょうどいい。例えばユニバーサル・スタジオ。日本と同じような広さだったら、シンガポールの暑さと湿気で、園内の移動だけでぐったりしてしまうだろう。しかし、「リゾート・ワールド・セントーサ」のユニバーサル・スタジオは、程よい広さの中で、現実を忘れさせる非現実の凝縮に成功している。

身体のメンテナンスも気力を活性化させることも凝縮して楽しむことができてしまうというのは、日本人のライフスタイルや感覚に合った未来型の複合リゾートなんだろうなぁ。と、流れるプールに身をまかせ、エイが泳ぐ水槽を眺めながら考えていると、大粒の雨が落ち始めた。スコールのようだ。これまた東南アジアらしくていい。
(2)SPAへ続く。

INFO:
リゾート・ワールド・セントーサ(Resorts World Sentosa) 
8 Sentosa Gateway, Sentosa Island Singapore 098269
Tel:+ 65 6577 8888
取材協力・写真提供=リゾート・ワールド・セントーサ、text Ishiko

SINGAPORE アジア最大級リゾート「リゾート・ワールド・セントーサ」最旬トピック!
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