日本代表は11日、アジアカップ初戦の前日練習を試合会場のニューカッスル・スタジアムで行った。降雨の中、冒頭15分以外は非公開だった。

 2大会連続の出場となる香川真司は、初戦を控えて「コンディションも悪くないですし、あとは結果を残すかどうか。決め切れたら自分としては更に自信を掴めるのではないか」と語る。

 対戦相手のパレスチナ代表は、大会初出場チームということもあり、「明日みたいにもしかしたら引いてくる相手には、とことんシュートを意識する」という狙いも明かす。「今回のアジアカップでも(ゴール前は)固いから、ワンツーや細かいプレーで崩すのもひとつですけど、やはり打たないと何も始まらない」と考える。

 前回大会やブラジル・ワールドカップも経験し、国際Aマッチ出場は63試合に上る。責任感が自らのプレーに与える影響について問われると、「自分にとって一番必要なこと」と明かす。

 チームをけん引する役割が期待される25歳は、「チームを勝たせることが求められているので、しっかり準備してピッチで出すしかないですし、それが自分の成長に繋がる。そういう成長はここから上にいくのに必要になる。この大会でどれだけできるかチャレンジしていきたい」と、決意を滲ませた。