仕事や人間関係など、何かとストレスがたまる現代社会。
発散方法はたくさんあれど、案外グチを吐き出すだけでスッキリと心が軽くなるものですよね。
でも、本当は1番聞いてほしいのに、彼氏にはグチが言えない……という女性も多いのでは? 言っても、聞いてもらえなかったり、スルーされたり、むしろ説教されたり。
それは本来、 男性の脳と女性の脳には決定的な違いがあるからなんです。
「なぜ男性はグチが嫌いなのか?」「どうしたら男性にグチを聞いて貰えるか?」を、心理カウンセラーの筆者の経験からご紹介しましょう。
■「結果のない話」を聞けない男性脳
実は、本来男性は“結果の無い話”を受け入れる脳のキャパシティーが女性より少ないんです。
結論の出ない延々とした愚痴を聞かされると、男性は本能的に解決策を探します。答えのない議題に対して、答えを出したがっちゃうんですね。
その結果、女性の話の腰を折ってまで解決論を提案して、とっととその話題の結論に結びつけたいと考える。こんなことをされると、女性は「聞いて貰えていない」「説教された」と感じてしまいます。
逆に女性は、 解決策が無くてもただ目の前にいる人とその話題を共有したい、 わたしを分かってもらいたい、という“受容”が常に会話の中心な訳です。結果や解決論を求めるのでは無く、ただただ心に沿って欲しい。
そう、グチに対する考え方が、男女は対極に居るんです。これでは、なかなか男性にグチをこぼす事は難しく感じますよね。
■グチる前に「褒めろ」!
じゃあ、どうすれば男性にグチを聞いて貰えるのでしょうか?
これはもうズバリ「彼への称賛から始める!」です。
例えば「いつも⚫︎⚫︎君は、人の話をすごく良く聞いてるよね〜。わたしには出来ないなぁ〜 凄いな〜!って思ってるんだよね。……で、そんな⚫︎⚫︎ 君に聞いてほしい事があるんだよね。」から始めてみて下さい。
これを言われた相手は、「え?そうかな?」 と思いながらも、そんな評価の自分を自分で裏切れなくなります。
そもそも人の根底には
・人の役に立ちたい
・人に期待されると、実力以上のものを発揮したくなる
という欲求があります。ですからグチを言う前に、「人の話を良く聞く自分は、評価されている」という思い込みをさせる事で、普段スルーされがちなグチも「ウンウン、そうかそうか〜」と聞く役割を、“自ら”果たしてくれる訳です。
ただ、やはりそこは男性脳。解決策や結論を出したくなるのが男性ですから、 女性が求めていない“答え”を出す事に夢中になってしまうこともあるかもしれません。そんな時は反論するのではなく、上手に受け流して「 聞いてもらった事への感謝」を忘れないようにしてくださいね!
上手に「ありがとう」を伝えられれば、きっとまた彼はあなたのグチを聞いてくれるはずですよ。