サンプドリアのマッシモ・フェレーロ会長が、『Rai』のインタビューで、マッシモ・モラッティ氏がインテル名誉会長を辞任したことについて触れる中で、インテルのエリック・トヒル会長を「あのフィリピン人」と称したことについて再び言及した。

フェレーロ会長は先日、「モラッティをこのように扱うのは正しくない。とても残念だ。彼には『あのフィリピ人を追い出せ』と言っていたんだよ」「彼はインドネシアからサッカーの象徴を中傷するために来た。トヒルのことは好きだが、モラッティには触れるべきじゃない」とコメントした。

その後、フェレーロ会長はクラブの公式サイトで、次のように釈明している。

「私はミスター・トヒルやインテル幹部、フィリピンの人たちに対して敬意を欠いたわけではない。彼らと私は常にとても素晴らしい関係を保ってきた。私はモラッティと、インテルでの20年間でインテルやイタリアサッカーのために彼がやってきたことをたたえたかったんだよ。そもそも彼は、最後にイタリアサッカーに国際タイトルをもたらした人だ。我々のスポーツを世界に広めてね」

だが、イタリアサッカー連盟検察は28日、フェレーロ会長の発言について調査に動くことを決定した。フェレーロ会長は同日、次のように述べている。

「私の発言が悪用された。(ユヴェントスのアンドレア・)アニェッリ会長はもっとひどいことを言ったが、誰も何もしなかったじゃないか。それは彼にメディアがあるからだよ。トヒルはとても知的な人だと思うし、彼に対して何も反発はしていない。私はただモラッティを守りたかったんだ。彼は素晴らしい人で、イタリアサッカーに多くを与えたからね。モラッティは多くの勝利を手にし、多くの投資をした。私はただイタリア性を守りたかっただけなんだよ」