こんにちは。8月といえばNokiaのお膝元フィンランドで携帯電話投げ世界選手権が開かれますね。参加した方、現地まで観戦しに行った方おられましたら、感想をお聞かせください。チーズ転がし祭りに参加してみたいくじらです。

今回は通信に関するトラブルの話をします。

通信量制限対策や高速化を狙ってWi-Fi導入してみたが思ったほどスピード出ない家族や友人の携帯に比べ明らかに自分だけ遅いと感じたことありませんか?

そう感じるには感じるなりの理由があります。

 

1.Wi-Fiルーター(親機)との位置関係

Wi-Fiを利用するには自宅に回線を引いたほかルーター(親機)と子機の準備が必要です。親機が飛ばした電波を子機が受信することでケーブルで繋がなくともインターネットへアクセス可能になります。。

スマートフォンには子機が内蔵されているので親機を用意すればWi-Fi接続できます。

ルーターはインターネットに加入する際、一緒にレンタルを申し込むことも出来ますし自分で単品買いすることもできます。

Wi-Fiの電波はルーターから離れれば離れるほど弱くなります。

親機に近い方が電波は強く通信も安定します。

 

ルーターの近くでWi-Fiに繋いだ場合

2階の別室から繋いだ場合

速度差は一目瞭然ですね。

最近は離れた場所でも使えるハイパワータイプを謳った物も多く、昔のようにブツブツ切れて使い物にならない商品は減ってます。

それでも速度に不満ありならルーターの置き場所は一度考え直してみましょう。

 

2.電波の周波数と干渉

無線には周波数や帯域と呼ばれるものがあります。テレビのチャンネルですね。

Wi-Fiでは2.4GHzと5GHzの2チャンネルが利用可能です。

一般に多く用いられるのは2.4GHzです。対応機種も多く特に設定しなければ工場出荷時にはこのチャンネル繋ぐようルーターはセットされています。

通常はこれで問題ありませんが中には5GHzにすることで通信速度が向上する場合あります。

2.4GHzは一般的に多く用いられる周波数のためWi-Fi利用者が密集する場所では電波が干渉しお互いを邪魔し合う現象が見られます。

5GHzにすることで混雑を避け空いた道が選べるようになる分、通信がスムーズになります。

またルーターの近くに電子レンジなど強い電磁波を出す製品がある場合、2.4GHzでは影響が顕著に出ます。その場合も5GHzに逃げることで干渉を避け通信が安定します。

5GHz帯を使うには親機、子機ともそのチャンネルに対応している必要があります。

ルーターは外箱の対応表を、スマートフォンは説明書のスペック表を見ると対応チャンネルが書いてあります。

他の電波から影響を受け速度が落ちてると感じられる場合は1度チャンネルの変更を試してみましょう。

 

3.システムのクリーンアップを試す

通信速度は電波状況だけでなく本体の影響も受けます。

最新の機種と発売から時間が経った機種では新しいスマートフォンの方が、同じネットワークに繋いでもスピードテストの結果は高い数値を出します。

高速通信を充分に活かすだけの余裕が端末にあり、かつメモリの使用量などが逼迫してない状態ほどWi-Fiの力を発揮できます。

Wi-Fiの通信速度を高速化する最も確実な方法は携帯を買い換える事とも言えますが、今ここの問題を考えるのにそれでは何の解決策にもなりませんね。

今の機種で通信を高速化するには使ったアプリはきちんと閉じメモリに余裕を持たせる、システムを綺麗に保ち本体が性能を発揮できるようにすることが必要です。

特にAndroidはプリインストールアプリの停止やアプリの終了をしっかりすることで高速化の恩恵が受けやすいと言えます。

ブースト系のアプリを利用し本体の状態を良好に保つことは動作の安定だけでなく通信速度を向上させる効果もあります。