[画像] どれだけわかる?SNSの難解なネット用語の意味と新生活で躓かない使い方

スマートフォンの普及で、今やTwitterやFacebookなどのソーシャルネットワーキングサービス(SNS)は日常のコミュニケーションツールとなった。しかし、SNSでは、時として見たことのない「ktkr?」「裏山?」などの言葉が、投稿欄やコメント欄で飛び出したり、飛び交ったりしている。

「帰宅わず!ガジェットクラスタにふぁぼられて裏山とは。私はリムられ(ry」

こんなメッセージをもらったら、そりゃ普通の人なら面食らうのも当たり前だろう。

ちなみに、上記の意味は下記。
「帰宅しました!モバイルファンたちに気に入られて羨ましいとか。私は嫌われて(以下略」。

そんなわけで、4月の新生活にあわせて、今更聞けなSNSで見かけるネット用語の意味と使い方紹介しよう。

●クラスタ
特定の趣味や嗜好が共通する集団のこと。その逆に特定の趣味や嗜好を嫌う集団を「アンチクラスタ」という。
【おすすめの使い方の例】
→「アイドル好きのクラスターのオフ会に参加してきた」


●飯テロ
料理や食べ物の画像をSNS上にアップし、見る者を空腹感でもだえさせる行為。空腹でも食事のできない深夜帯に多い。
【おすすめの使い方の例】
→「飯テロ!深夜だというのにお好み焼きの画像をアップ!」


●wktk(ワクテカ)
2ちゃんねるからの用語。続きを待ち望んで待機している場合に使われる。似たものに「ktkr」があるが、こちらは「キタコレ」と読む。意味は「来た!コレ!」という同意。少し前に流行った「キターーー!」と同じように使う。
【おすすめの使い方の例】
→「iPhone6にwktk」「本人登場!ktkr!」


●(ry
「以下、省略」という意味。
【おすすめの使い方の例】
→「人気のスイーツを食べてみたが、正直に言うと(ry」


●ガジェ獣
モバイル端末を沢山集めて愛好している人を指す「ガジェ(ット)充(実)」が語源と言われている。常識を逸した数を集めてしまうケースの足して「ガジェ(ット)獣」に発展した。熱狂的なモバイル端末収集家をさす。
【おすすめの使い方の例】
→「本体価格が実質0円なので喜ぶガジェ獣たち」


●きゃわたん
「可愛い」を意味。元は「きゃわわ」だった。10代の女の子が可愛い人物やモノに出会った時に使うケースが多く、彼女たちにとって最高の褒め言葉であることが多い。
【おすすめの使い方の例】
→「ゆるキャラが、きゃわたん!」


●ふぁぼる
「Favorite」の略語。お気に入りに追加する行為。過去形は「ふぁぼった」、受け身になると「ふぁぼられる」と活用形もある。
【おすすめの使い方の例】
→「先日のニュースのリンクをふぁぼられた」


●モイ!
フィンランド語で「こんにちは」の意味。
簡単に個人でライブ配信ができるツイキャス(TwitCasting)サービスのユーザーがよく使う挨拶。ちなみに2回繰り返して「モイモイ」と使うと「さようなら」という意味になる。
【おすすめの使い方の例】
→「モイ!ツイキャスで絶賛配信中!」


●裏山
「うらやましい」の略語。文章の中で使うのではなく、単体で使われることが多い。
【おすすめの使い方の例】
→「可愛い女の子と食事してて裏山!」


●オワコン
「終わったコンテンツ」の略語。人気や需要がなくなり、ブームが去った物事に対して使われる。
【おすすめの使い方の例】
→「私の好きなメニューがなくなってた。これでもうオワコンだなぁ」



●リムる
SNS上でフォローしていた相手のフォローを解除すること。 「リムーブする」の略から発生。交流を断ちたい場合に用いられる。
【おすすめの使い方の例】
→「どうしよう!あの人にリムられていた」


●垢BAN
「アカバン」と読む。アカウントを管理者から停止、剥奪さられることを指す。BANの英語の意味「禁止する」から発生している。
【おすすめの使い方の例】
→「あんな発言ばかりしてるから垢BANしちゃうんだよね」


●「なう」と「わず」
「なう」は「Now」、「わず」は「was(isの過去形)」から発生。進行形の「〜している」を「〜なう」と表す。事後報告でる「〜わず」をと使いわける。
【おすすめの使い方の例】
→「温泉なう!」「寝込んでたわず!」


●だん
「done(済んだ)」の略語。完了を表す。
【おすすめの使い方の例】
→「返品を、郵送だん!」


SNSでよく使われるネット用語は、このように一部を紹介しただけでも日常では聞き慣れないような言葉が多い。しかも、流行り廃りも早く、数カ月前には頻繁に使われていた言葉が、今は「古い」と言われるなんてことも日常茶飯事だ。

また、使い方を間違うと、ネット上で思わぬトラブルや予想以上の炎上に繋がるケースもある。意味が分からない場合は、ネット検索などでしらべたり、ほかの人に聞いたりするのも良い方法だ。もし、それでも意味がわからなかった場合や理解できなかった場合は、無理をして返答したり、知ったかぶりをしたりするのは相手との関係を悪化させるので控えよう。


4月を新生活、新環境で迎えた人も多いだろう。ネット生活においてもネット

用語の意味を理解し、使い方を間違えないようにして、SNSを楽しんで利用してほしい。ネット上も、リアルな生活も同じ人とのつながりなのだから。


甲斐寿憲