(台北 17日 中央社)ノーベル賞の前哨戦とも言われる「ウルフ賞」(Wolf Prize)化学部門の受賞者に、台湾最高の学術研究機構・中央研究院の翁啓恵院長(65歳、写真中央)が選ばれた。
ウルフ賞は農業や化学、数学など各分野で大きな功績のあった人に与えられる賞で、イスラエルのウルフ財団が選定している。ノーベル賞に匹敵するほどの権威があり、同賞を受賞したのちに、ノーベル賞を手にする学者も多数いる。
受賞の理由は、複雑な構造を持つ多糖体と糖蛋白の合成の研究への多大な貢献が挙げられており、翁院長はこれに対して、台湾で基礎を固めることができたことと中央研究院による多領域からの協力提供に感謝すると述べた。
かつて同じく同院院長を務めたことのある李遠哲氏もノーベル賞を受賞しており、今回、翁氏のウルフ賞受賞で台湾にノーベル賞がもたらされるのではないかと大きな期待がかかっている。
(陳至中/編集:荘麗玲)
わくわくメール
海外トピックス
海外ランキング
- 1
上海市とBRICSの貿易額、1〜8月は9.7%増画像あり
- 2
中国の科学者、iPS細胞再生療法による糖尿病治療に成功画像あり
- 3
中国・三星堆博物館で前漢海昏侯墓展 金器や青銅器など展示画像あり
- 4
ミャオ族集落に広がる昼夜それぞれの風景 中国貴州省画像あり
- 5
中国の華東地域で淡水魚の新種「虹彩馬口魚」を発見画像あり
- 6
北朝鮮にコカ・コーラとケンタッキーが進出、平壌に工場建設=韓国
- 7
中国海軍病院船「平和の方舟」、ガボン訪問終えカメルーンへ画像あり
- 8
日本はもう「窓」からして違う! アパートの窓に衝撃=中国画像あり
- 9
【ヒット記事】年末年始、世界の高速鉄道を比較してみたら日本の新幹線の凄さが際立ってしまった・・・画像あり
- 10
日本はオオカミを部屋に引き入れるな 中国国防部画像あり