[画像] 上海市とBRICSの貿易額、1〜8月は9.7%増

上海市とBRICSの貿易額、1〜8月は9・7%増

上海港羅芤コンテナターミナル第1期プロジェクトのふ頭で稼働するガントリークレーン。(8月7日撮影、上海=新華社配信)

 【新華社上海10月4日】中国上海税関はこのほど、同市の1〜8月の主要新興国で構成するBRICSとの貿易額が前年同期比9.7%増の2684億6千万元(1元=約21円)に達し、同市貿易総額の9.6%を占めたと発表した。輸出は16.4%増の1175億元、輸入は5.0%増の1509億6千万元だった。

 貿易形態別では、一般貿易額が11.2%増の2175億4千万元で、BRICSとの貿易総額の81.0%を占め、割合は1.1ポイント上昇した。保税物流方式は3.6%増の330億6千万元、加工貿易方式は9.1%減の149億1千万元となった。

 企業形態別では、外資企業が3.7%増の1269億元で、割合は2.7ポイント低下の47.3%だった。民間企業は17.4%増の1125億7千万元で41.9%、国有企業は9.9%増の289億8千万元で10.8%をそれぞれ占めた。

 主要貿易相手別では、ブラジルが4.2%増の698億7千万元、ロシアが15.6%増の674億9千万元、インドが12.1%増の498億2千万元で、合わせて69.7%を占めた。アラブ首長国連邦(UAE)への輸出は22.8%増の255億7千万元だった。

 輸出品目別では、機械電気製品が19.4%増の711億5千万元で、輸出全体の60.6%を占めた。うち乗用車は89.3%増の37億5千万元で、全体の伸びを1.8ポイント押し上げた。労働集約型製品は3.3%増の95億5千万元で、8.1%を占めた。

 輸入品目別では、商品(コモディティー)が14.4%増の711億3千万元で、輸入全体の47.1%を占めた。うち鉄鉱石・同精鉱は17.4%増の280億7千万元で18.6%、石炭・褐炭は17.2%増の102億7千万元で6.8%をそれぞれ占めた。消費財は16.4%減の126億4千万元で8.4%を占め、うち肉類が60億8千万元で31.7%減少した。

 8月のBRICSとの貿易額は、前年同月比10.5%増の342億9千万元となり、5カ月連続でプラスを維持した。うち輸出は25.8%増の167億6千万元、輸入は1.0%減の175億3千万元となった。