あなたは「お部屋探し」をするとき、何を優先させ、どのように物件を絞っていきますか? なかには、「まず住みたいエリアを決めて、そこから希望の条件に合った物件を絞っていく」という方法を取る人もいるのではないでしょうか。では、住むエリアを決めるときのポイントは、みなさんどのように考えているのでしょう? そこで今回は、賃貸住宅に引っ越した経験のある方を対象に「今の住まいのエリアを決めたポイント」について調査してみました!

■「生活の利便性」が上位に

Q.今の住まいのエリアを決めたポイントについて教えてください。(複数回答可)

第1位:学校・職場の沿線だから……:51.2%
第2位:市街地や主要駅へのアクセスがよいから……:26.4%
第3位:家賃が安いから……:23.8%
第4位:近隣に商業施設が多く、生活に便利そうだから……:17.8%
第5位:治安がよさそうだから……:14.4%
第6位:その他……:9.8%
第7位:緑や海、公園など自然の多い地区だから……:7.6%
第8位:文教地区だから……:4.2%
第9位:自分のライフスタイルと似た人が多く住んでいそうだから……:3.8%
第10位:物件数が多いから……:3.2%
※第11位以下は略

第1位は「学校・職場の沿線だから」で、全体の約5割を占めました。通勤・通学は毎日のことなので、やはり優先させるポイントとして挙げる人が多いようです。
・「ラッシュ時の通勤が大変だから」(31歳/女性/学校・教育関連)
・「乗り換えしないでいけるから」(26歳/女性/商社・卸)
・「夫と自分、双方が通いやすいところを選んだ」(30歳/女性/金属・鉄鋼・化学)
・「遅くまで寝ていたいから」(30歳/男性/自動車関連)
通勤・通学のストレスを極力減らしたいという思いは、多かれ少なかれみんな同じ。家族と同居している場合、そこにどう折り合いをつけるかが問題で、互いの中間地点のエリアを選択したという意見が多数見られました。

第1位は「市街地や主要駅へのアクセスがよいから」。移動手段は通勤・通学に限ったものではなく、日々の生活にかかわることなので、優先したという意見が多数。駅が近いと何かと便利だという声が多く寄せられました。第1位の「学校・職場の沿線」と合わせて「市街地や主要駅へのアクセスのよさ」を回答する人も。通勤・通学しやすく、さらに休みの日に遊びに行ったり、実家に帰省したりが楽という、両面を兼ね備えたエリアに決めたというつわものもいました。

また、第3位は「家賃が安いから」でした。経済的負担を考慮して、家賃の安いエリアを選ぶという人が多数。結婚、子育て、貯蓄など、理由はさまざまですが、「古いが広い」「住めば都」という意見が複数ありました。

今回の調査では、住まいのエリアを決めたポイントは「学校・職場の沿線」や「交通のアクセスのよさ」を挙げる人が多いことがわかりました。上位入ったポイントに共通しているのはどれも「生活の利便性」。自然や教育環境などプラスアルファの条件より、現実の生活をいかに便利に過ごすかという点を優先していることがわかります。
また、上記のアンケートに付随して「選んだエリアに満足しているか」と尋ねたところ、約7割の人が「満足している」と回答。そのうちのほとんどが、エリアを決めたポイント以外の部分でメリットがあったと答えています。実際に住んでみて、そのエリアのよさに気づくということは往々にしてある様子。ただ、逆に「満足していない」と回答した人もおり、エリア決めは物件選び同様、慎重になる必要がありそうです。

【アンケート対象】
調査時期:2013年10月18日〜21日
調査対象:マイナビニュース会員
調査対象数:500名
調査方法:回答者限定ログイン式アンケート