レストランの残飯や、家庭から出る使い切れなかった食材など、捨てられる食料の量は想像以上に多く、日本だけではなく、世界で問題になっています。フランスでは、捨てられてしまう食料は、なんと年間で20kg!そこで、フランスの農務省が勧める「野菜を無駄遣いしないコツ」をご紹介。少しでもムダを省いて、食べ物を有効活用したいものですね。

●冷蔵・冷凍保存で、野菜を長持ちさせましょう!
買った野菜をすぐに腐らせないためにも、保管は冷蔵庫の野菜室がおすすめ。洗わずに保管しましょう。キノコやアスパラなどは、新聞など紙で包んでから野菜室に入れると、より長持ちします。

ただ、じゃがいも、玉ねぎ、ニンニクなどは、冷蔵庫ではなく乾燥した冷暗所での保存がおすすめです。また、冷凍保存は冷蔵庫より長く保存できるので、野菜をたくさん買ったときなどに便利。一度下茹でしてから、冷凍しましょう。ただし、レタスやトマトなど水分を多く含む野菜は冷凍保存に向かないので、注意が必要です。

●野菜ごとの特性を知りましょう!
野菜にはそれぞれ特性があります。八百屋さんなど身近な野菜のプロに、野菜に合った保管方法を聞くなど、野菜の特性を少しずつ身につけましょう。

例えば、りんごや洋梨はエチレンを多く発生するため、野菜と一緒に保管すると野菜の成熟が進み、苦みが増してしまうことも。また、トマトは冷蔵庫の方が長く保存できますが、味を重視する場合は、乾燥した冷暗所での保存がおすすめ。特性を知ることで、野菜をよりおいしく食べることができます。

また、週末など家で料理をする時間があるときは、余った野菜でスープを作るなど、野菜を使い切る習慣をつけると良いでしょう。なお、ムダにしないためにも、まとめ買いにはくれぐれも気をつけて!

参考:Astuces anti-gaspillage : bien conserver les legumes
http://www.topsante.com/nutrition-et-recettes/equilibre-alimentaire/astuces-cuisine/astuces-anti-gaspillage-bien-conserver-les-legumes-47103