インテルMFデヤン・スタンコビッチが、クラブに別れを告げた。公式サイト上で別れの手紙を発表し、スタンコビッチはインテルとの契約を解消。サポーターやマッシモ・モラッティ会長をはじめとするクラブに別れの言葉を述べている。

「みなさんにあいさつし、誠実な愛情や信頼など、みなさんが与えてくれたすべてのことに感謝するのに、言葉をうまく見つけられるかどうか分からない。自分の人生で最も重要な10年だった。そこで自分はまず人として、そしてとてもうれしいことにサッカー選手として、成長することができた。僕と家族はモラッティ・ファミリーに感謝している。特に会長の名前を挙げたい。会長はインテルのユニフォームを着るチャンスを与えてくれた。僕はそのユニフォームを着て、すべての勝利を手にする名誉を得ることができた」

「僕によくしてくれた人はたくさんいる。この手紙で全員にあいさつしたい。すべての人の名前を出すことはできないし、したくないけど、目を見て、みんなのことはずっと僕の心に残ると言いたい。インテルに加わった日のことは決して忘れないだろう。ジャチント・ファケッティ名誉会長との入団会見も決して忘れない。彼はあらゆる面で、この上なく素晴らしい人だった。あの日の写真は自分の中で最も大切な思い出の一つとしている。あの日、僕のインテルでの生活が始まったんだ」

「もうインテルのユニフォームを着ないと思うと、涙が出てくる。でも、僕は常に誠実だった。僕の涙は本物だ。残念ながら、人生において、去らなければいけないことはある。前進しなければいけない。僕のことを知っている君たちなら、大きな誇りと決意で僕はそれをすると分かってくれるだろう。人間として、そしてアスリートとして、僕がこれまでずっとそうやろうとしてきたように」

モラッティ会長はこれを受け、やはり公式サイト上で、次のように感謝の言葉を返している。

「君のようにインテルに尽くし、常に素晴らしい勇気と気迫でサポーターに応えてきた素晴らしい人に感謝できることを誇りに思う。真のプロフェッショナルであり、ずっとインテルサポーターの心に残るだろう。特に私は、ハートと品格のある戦士として、君のことを忘れない」