悪しき韓国MMA界の伝統、再び。22日(土・現地時間)、ソウル郊外キョンギドのイルサン、Kintexで開催される予定だったM-1 KOREAのイベントが8月17日(土・同)に延期されることとなった。

当日はRFCやHEAT Koreaも開催され、興業ウォーズの様相を呈していたが、日本から吉田善行、米国からはブレッド・ロジャース、ジェフ・モンソン、ブラジルからダニエル・アカーシオ、そしてイ・グァンヒやクァク・ミョンソプなど韓国人ファイターの出場予定だった同大会の延期が決まった。大会前日にイベントのキャンセルや、大会が行われても出場予定選手が出揃わないなど、さまざまが問題を起こしてきた韓国格闘技界にあって、再び忌まわしい過去の歴史が繰り返されることとなるのか。

出場ファイターたちには契約通り、試合前にファイトマネーの20パーセントは振り込まれておりM-1 Korea関係者もイベント開催の意欲は持ち続けていると捉えることもできるが、延期理由がチケット販売の不振、そして韓国でのMMAイベント開催に欠かせないスポンサーの不足が原因ということで、8月大会の実現も危ぶまれている。現にM-1 Koreaについていた広告代理店も今回の延期を受けて、関係を解消したようで、吉田サイドでは8月大会のキャンセルも見越して、他のイベント出場も考慮し交渉をしているとのことだ。