飛行機や通勤列車で移動中の時間や自宅/勤務先でのちょっとしたひととき、あなたはどう過ごしている? そんな時間における利用デバイスの傾向をまとめた最新調査がちょっとした話題となっている。

Webサーフィンや動画閲覧など、こうした場面で利用されるデバイスの実に3分の2以上がiPhoneなどiOS搭載のもので占められているという。

1つめの興味深いデータを出しているのは、航空各社の米国内線向けに機内Wi-Fi接続サービスを提供している米Gogoで、同社が3月7日(現地時間)に発表した内容によれば、同社の機内サービスに接続するデバイスのうち67%がタブレットまたはスマートフォンだという。

デバイスとしては35%でタブレットが最も多く、次いでノートPCの33%、スマートフォンの32%となる。

だが特筆すべきはそのOSプラットフォームの内訳で、タブレットのうち、実に84%がiOSデバイス、つまりiPadとなっており、残り16%のAndroidデバイスを大きく引き離している。

スマートフォンの場合はややその差が縮まり、iPhoneが73%、Androidが26%、そして1%未満の水準でBlackBerryとWindows系デバイスが存在している。

機内で手軽にインターネット接続したいユーザーの大部分は、iOS系デバイスを利用しているということだ。

もう1つ興味深いのは、「スマートフォンで動画を見る」層がどういったデバイスを利用しているかだ。

Web動画解析サービスを提供するOoyalaによれば、スマートフォン経由でWeb動画を視聴するユーザーの67%がiOSデバイスを利用しており、残り33%はAndroidだという。

データ集計はOoyalaの顧客が中心だとみられるが、気軽に利用するサービスやシチュエーションにおいてiOSが選ばれている傾向が高いのは興味深い点だと思われる。