選挙結果についての総括的な感想を、前回のエントリー で書きました。

 そういう感想めいたことを書いて人の心を打つには、豊かな感受性と文才が必要なのですが、残念ながら私にはそのどちらもないようです。
 他の方々が書かれた、選挙の感想のすばらしい文章をネット上であれこれ見て、つくづく自分の文章がいかにありきたりで陳腐か痛感いたしました。ダメだこりゃ。

←「陳腐」のイメージ画像

 私に備わっているのは、細かいデータをちまちまと拾ってきて並べる手間を惜しまない根気だけ。
 ということで、選挙結果について、誰もわざわざ整理しようとしない、超どうでもいいマメ知識をまとめてみることにします。

 今回は、実に惜しかった落選者ベスト5を発表します。
 さすがに、こんなマニアックなデータを整理した人はおらんだろう。

 「惜しかった」の定義は、「〇〇の得票があとα票多ければ当選していたのに」のαの数の少ない順とします。

 ということで、さっそく発表します。



第1位  中田敏博(千葉2区、維新・新)  26票

 【南関東ブロック維新比例(議席5)】
   5位  椎木 保(千葉13区)  53.85%
   6位  中田敏博(千葉2区)   53.82%  54,123票
      (あと26票多い54,149票なら、中田氏が当選、椎木氏が落選)


第2位  黒岩宇洋(新潟3区、民主・前)  34票

 【北陸信越ブロック民主比例(議席2)】
   2位  菊田真紀子(新潟4区)  82.54%
   3位  黒岩 宇洋(新潟3区)  82.50%  76,135票
       (あと34票多い76,169票なら、黒岩氏が当選、菊田氏が落選)


第3位  藤田幹雄(千葉4区、自民・元)  173票

 【山梨3区】
   後藤 斎(民主・前)  50,362票
   中谷真一(自民・新)  50,190票
    (あと173票多ければ、中谷氏が小選挙区で当選、後藤氏は比例復活へ)

 【南関東ブロック自民比例(議席6)】
   1位  中谷真一(山梨3区)  99.65%
   7位  藤田幹雄(千葉4区)  44.19%(←千葉4区の当選者は野田首相)
    (中谷氏が山梨3区で当選すれば、藤田氏は繰り上がって6位で当選)

 【南関東ブロック民主比例(議席4)】
   4位  生方幸夫(千葉6区)  66.48%
    (後藤氏が山梨3区で落選すれば、生方氏は繰り下がって5位で落選)



第4位  神風英男(埼玉4区、民主・前)  199票

 【埼玉6区】
   中根一幸(自民・元)  90,871票
   大島 敦(民主・前)  90,763票
    (あと199票多ければ、大島氏が小選挙区で当選、中根氏は比例復活へ)

 【北関東ブロック民主比例(議席3)】
   1位  大島 敦(埼玉6区)  99.78%
   4位  神風英男(埼玉4区)  75.09%
    (大島氏が埼玉6区で当選すれば、神風氏は繰り上がって3位で当選)

 【北関東ブロック自民比例(議席6)】
   1〜5位  小選挙区重複立候補者
   6位    新谷正義(比例単独33位)
    (中根氏が埼玉6区で落選すれば、新谷氏は繰り下がって7位で落選)



第5位  川端達夫(滋賀1区、民主・前)  217票

 【京都3区】
   宮崎謙介(自民・新)  58,951票
   泉 健太(民主・前)  58,735票
    (あと217票多ければ、泉氏が小選挙区で当選、宮崎氏は比例復活へ)

 【近畿ブロック民主比例(議席3)】
   1位  泉 健太(京都3区)  99.63%
   4位  川端達夫(滋賀1区)  90.57%
    (泉氏が京都3区で当選すれば、川端氏は繰り上がって3位で当選)

 【近畿ブロック自民比例(議席7)】
   7位  原田憲治(大阪9区)  86.20%
    (宮崎氏が京都3区で落選すれば、原田氏は繰り下がって8位で落選)


 ということで、中田敏博さん(維新)、黒岩宇洋さん(民主)、藤田幹雄さん(自民)、神風英男さん(民主)、川端達夫さん(民主)、惜しかったですね。

 椎木保さん(維新)、菊田真紀子さん(民主)、生方幸夫さん(民主)、新谷正義さん(自民)、原田憲治さん(自民)、危なかったですね。

 そんなことは本人と周辺以外は誰も知らないと思いので、私がここで広くお知らせさせていただきました。あしからず。