三空●まずはいろいろとバックテストで試してみることですね。あと、株式投資に慣れている投資家は……。

若林●あっ、先日、教えていただいた?あれ〞ですね。

三空●そう、あれです。

若林●株式投資では、高値や安値の節目を抜けてくると、一気に加速する動きになるけど、為替はそれほどでもない。これはストラテジーを組むときにもポイントになるかもしれませんね。

三空●その通りです。

若林●次号では、いよいよ自動売買を組んでみようと思います。また相談に乗ってくださいね。今日はありがとうございました。

システムトレードの5タイプ
?自分なりの売買ルールを決定
トレード記録をつけることから徐々にこの段階に発展。一連のトレードの段取りを厳格にルール化するとシステムトレードになる。結果を分析して売買ルールのレベルアップにつなげる。

?情報収集と分析を自動化
エクセルなどを利用して自動的に価格データを収録。取得したデータを自動的に計算して売買のシグナルを出す。

?売買注文も自動化
便利なプログラミング言語、強力なバックテスト機能、最適化ツールなどを搭載した自動売買ソフトの利用。

?売られているシステムを利用
他者からシステムを購入。専門家のさまざまなシステムが利用できる。

?システムの評価と使い分け
プロのつくったシステムをポートフォリオにして使い分けて運用。あるいはプロのつくったシステムで自分のつくったシステムを保管し、リスクを分散。

若林 史江(FUMIE WAKABAYASHI)
株式アドバイザー

元祖・株アイドルとしてメディア等で活躍。現在は徳山大学経済学部特任講師も務める。マーケット業界での人脈は広く、自身も株式投資を行なっている。最近では、FXに夢中。著書多数。


三空(SANKU)
カリスマトレーダー

日本株で資産を2億円まで築いたカリスマトレーダー。現在は、FXを中心としたトレードを行なう。システムトレードでは、自身でプログラミングを行ない、さまざまなインジケーターを開発。
ブログ▶ http://finance.toremaga.com/inspecial/39/



この記事は「WEBネットマネー2013年1月号」に掲載されたものです。