――話は変わりまして、「ゴーバスターズ」のメンバーは、それぞれが「フリーズ」「熱暴走」「カロリー摂取」など“ウイークポイント”があるのですが、そのことについてはどう思われますか?

鈴木(ヒロム):強くて格好良いスーパー戦隊の人たちに弱いところがあったりするのは、すごく良いなと思いますね。特にゴーバスターズはスマートな作品なので、そういう意味で、ちょっとお茶目なところがあるのも良いんじゃないかなって思いました。

小宮(ヨーコ):やっぱり完璧過ぎたらすごく遠い存在に感じるけど、ヨーコの場合はお腹が空いたら倒れちゃうとか、そういう弱点があるからこそ、小さい子も身近に感じて楽しめるんじゃないかなと思います。

――小宮さんは、実際にはよく食べる方なのですか?

鈴木、馬場:ずっとお菓子を食べています。

小宮(ヨーコ):んー、いや、まあ……食べられてうれしいです(笑)。でも、9話でウサダとケンカしてヤケ食いをする時があって、マーブルチョコを箱で一気にガーッと食べたんですよ。さすがに口から出てきそうになりました。

鈴木(ヒロム):大変だったね(笑)

――“熱暴走”に関してはいかがですか?

馬場(リュウジ):岩崎リュウジが絵に描いたような優しいお兄さんが、熱暴走でドS・鬼畜キャラになるという……。僕自身は振り切って演じているので、両方とも両極端ですごく面白いです。でも、熱暴走の時に口が悪くなるのですが、ある程度言葉を選ばなければいけないので、そこが難しいといえば難しいですね。

――さて、今回の作品『特命戦隊ゴーバスターズ THE MOVIE 東京エネタワーを守れ!』の見どころを教えていただけますか?

鈴木(ヒロム):“東京エネタワーを守れ”ということで東京タワーが完全タイアップしてくださって特別展望室で撮影したり、辻希美さんが声を当ててくださった新しいバディロイドが登場したり、そういう劇場ならではのスペシャルなことがたくさんあって、そこがやっぱり見どころかなと思いますね。

――東京タワーでアクションをするんですね。

小宮(ヨーコ):私は、撮影で初めて東京タワーへ行ったので“初東京タワー”ということでテンション高かったです。育ちは栃木で、東京タワーの近くを通りかかったことはあったんですけど、中に入ったのは初めてで「大きいな」と思いました。

――普段の撮影と何か違った点がありましたか?

鈴木(ヒロム):今回、私服で撮ったんですよ。いつもは、この制服なんですけど、劇場版だと夏休みのストーリーということで、私服のシーンが多かったですね。

小宮(ヨーコ):13話と14話で出てきたんですけど、またそれとは違った服です。今回は、司令室のメンバーも私服が出てくるので、キャラの個性とかも出ているんじゃないかなと思います。

――そう言えば、このいつもの衣装は、今までのスーパー戦隊のものよりも様々な装備があって重厚ですよね。

小宮(ヨーコ):“組織”というところが大きいので。

馬場(リュウジ):結構、暑いです(笑)。これから夏なのでますます…。でも、制服ですからね。

――夏服は、ないのでしょうか?

小宮(ヨーコ):中がメッシュになっていたりするものはあるんですけど、見た目が変わるということはないです。二人は汗っかきなんですよ、馬場くんが特に(笑)。暑い日は、普通に立っているだけでも額から汗がだらだら出てくるんですよ。

馬場(リュウジ):そうなんですよ(笑)。だからもう、本当に大変なんですよ。

――いろいろと苦労があるんですね。最後に、MOVIE ENTER読者に何か一言メッセージをお願いします。

鈴木(ヒロム):ストーリーの流れはいつもと似ているので、テレビ版と同じ様に楽しめますし、劇場版ならではの楽しみもあります。仮面ライダーのファンの方で、劇場版でゴーバスターズを初めて観る方も、面白かったらテレビ版もぜひ観て欲しいです。とにかく一度、劇場に来てください!

 インタビュー中、3人それぞれが合いの手を入れてくることも多く、仲の良さを伺えた。作品中だけでなく、演じている役者たちの素の状態でもチームワークが抜群。きっと映画もこの団結力で素晴らしいものに仕上がっていることだろう。

 『仮面ライダーフォーゼ THE MOVIE みんなで宇宙キターッ!/ 特命戦隊ゴーバスターズ THE MOVIE 東京エネタワーを守れ!』は、8月4日(土)より全国ロードショー。

『仮面ライダーフォーゼ THE MOVIE みんなで宇宙キターッ!/ 特命戦隊ゴーバスターズ THE MOVIE 東京エネタワーを守れ!』 - 作品情報