試合 :ブンデスリーガ 第30節
開催日:2012年4月11日
結果 :ボルシア・ドルトムント勝利
スコア:「1−0」
得点者:レワンドフスキ

○ ボルシア・ドルトムント

FW:レワンドフスキ
MF:グロスクロイツ 香川真司 ブラスチコフスキ
MF:ギュンドガン ケール
DF:シュメルツァー フンメルス スボティッチ ピズチェク
GK:ヴァイデンフェラー

FW:レワンドフスキ
MF:グロスクロイツ ペリシッチ オヴォモイェラ
MF:ライトナー ケール
DF:シュメルツァー フンメルス スボティッチ ピズチェク
GK:ヴァイデンフェラー

○ バイエルン・ミュンヘン

FW:マリオ・ゴメス
MF:リベリ ミュラー ロッベン
MF:クロース グスタヴォ
DF:アラバ バットステューバー ボアテング ラーム
GK:ノイアー

FW:オリッチ
MF:リベリ クロース ロッベン
MF:シュヴァインシュタイガー グスタヴォ
DF:アラバ バットステューバー ボアテング ラーム
GK:ノイアー


前回のエントリーで指摘した、最近不安に感じていたドルトムントの守備については、いつもよりも両SBがあまり攻撃参加しない、プラス、いつものようにハイプレスで相手に上手く攻撃させない、という事で修正して(されて)きました。という事で前半は、安定感のある守備と攻撃でペースを握るドルトムント。しかし、2回、3回、と決定的なチャンスを作りながらも、ノイアーのスーパーセーブなどに阻まれて得点は奪えず、前半スコアレスで終了。

そして、後半ですが、いつものようにドルトムントの運動量が落ち始めると、今度はバイエルンのペースになります。しかし、ロッベンとリベリの2人を何とか封じながら、ドルトムントはバイエルン優勢の時間帯を凌ぎ、後半29分、香川に代えてペリシッチ、ギュンドガンに代えてライトナー、という交代采配を行って、それで再びドルトムントが息を吹き返し、後半32分、ドルトムントがCKから先制点を奪いました。

GKへのプレスから前にボールを蹴らせて、そのボールをフンメルスがマイボールに。ギュンドガンに代わってボランチに入っていたライトナーへと繋いで、左SBのシュメルツァー、そのシュメルツァーから左サイドに流れたペリシッチ(香川に代わってトップ下に入っていた)。そして、グロスクロイツとのワンツーでペリシッチが左サイドを縦に抜け出し、そこからのセンタリングがクリアされてCKとなりました。

CKを蹴ったのはライトナー。ショートコーナーでシュメルツァーにパスを出し、そのシュメルツァーからのクロスボールがクリアされたところを、ゴール正面からグロスクロイツがシュート。そのシュートをゴール前にいたレワンドフスキが触ってコースを変えてのゴールでした。後半、運動量が落ちてきた時に、香川などに疲れが見え始めた時に、そこから交代で投入された選手が鍵を握ってくるのではないか、とは思いましたが、その予想通りの展開でした。

香川とギュンドガンの2人を同時に代えた、というのは少し驚きでしたが、その交代采配が見事に的中した事になりますね。香川については、かなりマークされていて、やはりいつものようにはプレーできていませんでしたが、それでも前半は良かったと思います。しかし、やはり後半になるとお疲れモードになってしまう、というのはこの試合でもそうで、ここから先の試合においても、後半に交代というのは続きそうな気がします。

という事で、これで1点を先制したドルトムントなんですが、後半40分、GKヴァイデンフェラーがロッベンを倒したという事でバイエルンにPKを与えてしまいます。香川とギュンドガンを代えて、そこの運動量やパフォーマンスは確保しましたが、しかし、両SHのグロスクロイツとブラスチコフスキのところが少し苦しくなっていて、やはりそれでリベリとロッベンを封じ切れなくなっていたかなと思います。