試合 :セリエA 第17節
開催日:2012年1月7日
結果 :インテル勝利
スコア:「5−0」
得点者:ミリート モッタ ミリート パッツィーニ ファラオーニ
○ インテル
FW:ミリート パッツィーニ
MF:アルバレス サネッティ
MF:カンビアッソ モッタ
DF:長友佑都 サムエル ルシオ マイコン
GK:ジュリオ・セザル
FW:コウチーニョ パッツィーニ
MF:ファラオーニ サネッティ
MF:ポリ モッタ
DF:長友佑都 サムエル ルシオ マイコン
GK:ジュリオ・セザル
○ パルマ
FW:ジョヴィンコ フロッカリ
MF:モデスト モローネ ガロッパ ビャビャニ
DF:ゴッビ ブランドン パレッタ ザッカルド
GK:ミランテ
FW:ジョヴィンコ フロッカリ
MF:ペレ ペレイラ ムザッチ ビャビャニ
DF:ゴッビ ブランドン パレッタ ザッカルド
GK:ミランテ
インテルは「4−4−2」ですが、左SHのアルバレスはトップ下の位置でプレーする事が多く、右SHのサネッティはボランチ寄りのプレーをしているので、「4−4−2」から「4−3−1−2」になる形ですね。そして、左SBの長友、右SBのマイコン、どちらかが積極的に高い位置を取る。もしくは、どちらも積極的に高い位置を取る。そういうサッカーをしています。
最近のインテルが好調になってきたのは、全体的に個々の選手のパフォーマンスが上がってきた、という事も感じますが、その中でも、アルバレス、モッタ、長友、この3人の存在感が高いなと感じています。スナイデルの代役的な存在と言えるアルバレスですが、スナイデルが戻ってきたらどうしようか? と頭を悩ませるぐらい、とても高いパフォーマンスを発揮しています。
そして、バイタルエリアのところでの守備、また、低い位置から攻撃を組み立てるビルドアップ、そこがインテルの問題点でもありましたが、モッタの存在がその2つを解決させていて、その事によってかなり攻守に安定してきた感じがあります。モッタが安定している事で、2ボランチと3ボランチの併用のようなシステムであったり、左右のSBが積極的に上がったり、という事を実現できているように思います。
長友に関しては、攻守にワンランクの成長が見られ、背が低いので、そこを空中戦で狙われる事も多いのですが、ほぼ競り負ける事は無いと言えますし、左ボランチのカンビアッソ、左SHのアルバレス、左CBのサムエル、特にこの3人の選手との守備面での連携はかなり確立されてきていて、この試合では1回だけ大きなミスはありましたが、やはりパフォーマンスが安定してきているように思います。
この試合に関しては、対戦相手であるパルマの守備がお粗末な状態だったので、それもあっての5得点という事ではありましたが、そこを差し引いたとしても、インテルは随分と形が固まってきたように思います。守備面では、少し前までのインテルとは一目瞭然で変わった部分があって、それは、誰かがプレスを仕掛けた時に、必ず他の選手もそれに連動してプレスを仕掛けるようになっている、という事ですね。
少し前までのインテルというのは、ゴール前で守備をしよう、という意識が強かった。相手の攻撃になった時に、前線や中盤での守備というのはあまり行わず、ズルズルとゴール前まで下がってしまう守備をしていました。こういう感じの守備というのは、カテナチオが伝統になっているイタリアでは肯定されるものなのだと思いますが、しかし今のインテルには、ゴール前だけで相手の攻撃を防ぎ続ける守備力は無いので、それが失点の多い原因でもありました。
そして、そういう守備を変える先導役となったのが、長友ですね。最初の頃は、守備戦術を理解していないだの、イタリアのサッカーには合わないだの、かなり批判を受けていましたが、今ではむしろ長友の存在がインテルの守備を良い方向へ変えたと言っても過言ではなく、なるべく守備は前から前からやるという事、1人がアタックに行ったら必ず他の選手もそれに連動してプレスを掛けるという事、そして、カバーの意識を全員が持つという事、そういう守備に変えた事によって、そういう守備がラニエリになって浸透してきた事、それによってインテルの成績も向上してきました。
開催日:2012年1月7日
結果 :インテル勝利
スコア:「5−0」
得点者:ミリート モッタ ミリート パッツィーニ ファラオーニ
○ インテル
FW:ミリート パッツィーニ
MF:アルバレス サネッティ
MF:カンビアッソ モッタ
DF:長友佑都 サムエル ルシオ マイコン
GK:ジュリオ・セザル
FW:コウチーニョ パッツィーニ
MF:ファラオーニ サネッティ
MF:ポリ モッタ
DF:長友佑都 サムエル ルシオ マイコン
GK:ジュリオ・セザル
○ パルマ
FW:ジョヴィンコ フロッカリ
MF:モデスト モローネ ガロッパ ビャビャニ
DF:ゴッビ ブランドン パレッタ ザッカルド
GK:ミランテ
FW:ジョヴィンコ フロッカリ
MF:ペレ ペレイラ ムザッチ ビャビャニ
DF:ゴッビ ブランドン パレッタ ザッカルド
GK:ミランテ
インテルは「4−4−2」ですが、左SHのアルバレスはトップ下の位置でプレーする事が多く、右SHのサネッティはボランチ寄りのプレーをしているので、「4−4−2」から「4−3−1−2」になる形ですね。そして、左SBの長友、右SBのマイコン、どちらかが積極的に高い位置を取る。もしくは、どちらも積極的に高い位置を取る。そういうサッカーをしています。
最近のインテルが好調になってきたのは、全体的に個々の選手のパフォーマンスが上がってきた、という事も感じますが、その中でも、アルバレス、モッタ、長友、この3人の存在感が高いなと感じています。スナイデルの代役的な存在と言えるアルバレスですが、スナイデルが戻ってきたらどうしようか? と頭を悩ませるぐらい、とても高いパフォーマンスを発揮しています。
そして、バイタルエリアのところでの守備、また、低い位置から攻撃を組み立てるビルドアップ、そこがインテルの問題点でもありましたが、モッタの存在がその2つを解決させていて、その事によってかなり攻守に安定してきた感じがあります。モッタが安定している事で、2ボランチと3ボランチの併用のようなシステムであったり、左右のSBが積極的に上がったり、という事を実現できているように思います。
長友に関しては、攻守にワンランクの成長が見られ、背が低いので、そこを空中戦で狙われる事も多いのですが、ほぼ競り負ける事は無いと言えますし、左ボランチのカンビアッソ、左SHのアルバレス、左CBのサムエル、特にこの3人の選手との守備面での連携はかなり確立されてきていて、この試合では1回だけ大きなミスはありましたが、やはりパフォーマンスが安定してきているように思います。
この試合に関しては、対戦相手であるパルマの守備がお粗末な状態だったので、それもあっての5得点という事ではありましたが、そこを差し引いたとしても、インテルは随分と形が固まってきたように思います。守備面では、少し前までのインテルとは一目瞭然で変わった部分があって、それは、誰かがプレスを仕掛けた時に、必ず他の選手もそれに連動してプレスを仕掛けるようになっている、という事ですね。
少し前までのインテルというのは、ゴール前で守備をしよう、という意識が強かった。相手の攻撃になった時に、前線や中盤での守備というのはあまり行わず、ズルズルとゴール前まで下がってしまう守備をしていました。こういう感じの守備というのは、カテナチオが伝統になっているイタリアでは肯定されるものなのだと思いますが、しかし今のインテルには、ゴール前だけで相手の攻撃を防ぎ続ける守備力は無いので、それが失点の多い原因でもありました。
そして、そういう守備を変える先導役となったのが、長友ですね。最初の頃は、守備戦術を理解していないだの、イタリアのサッカーには合わないだの、かなり批判を受けていましたが、今ではむしろ長友の存在がインテルの守備を良い方向へ変えたと言っても過言ではなく、なるべく守備は前から前からやるという事、1人がアタックに行ったら必ず他の選手もそれに連動してプレスを掛けるという事、そして、カバーの意識を全員が持つという事、そういう守備に変えた事によって、そういう守備がラニエリになって浸透してきた事、それによってインテルの成績も向上してきました。
- 1/2
- 次へ