警察官でありながら天性の殺人鬼という主人公を描く『デクスター 〜警察官は殺人鬼』。この特異なキャラクターを好演する主演マイケル・C・ホールが、ドラマ終了後は舞台か映画に意欲的に取り組みたいと語っていたことがわかった。

2006年の放送スタート以来、絶えず人気を誇ってきた同作もシーズン6に突入。先月も追加で2シーズンの製作が決まったばかりだが、シーズン8での終了が濃厚とみられている。また、もともと舞台俳優として活躍していたマイケルには、今秋もブロードウェイ出演をオファーされるなど、早くもドラマ以外の話が来ている。

米PARADEのインタビューで、マイケルは「この10年は思いも寄らなかったことの連続だった。次の10年も出来るならば今からは想像もつかないようなことの積み重ねだと信じたい」と今後の期待を語ると、「舞台に復帰したいし、映画もやりたい。そのうち、また他のTVシリーズもやりたいけれど、優先順位は舞台と映画が上位かな」と明かした。

マイケルはこの先もTVの仕事がしたくないというわけではなく、キャリアの次段階を目指して、同作でやってきたこととは全く違うことにチャレンジしたいようだ。「TVも含めて色々なことをやっていきたい。初めも途中も終わりも、先が読めるようなのもいいかもしれない。(『デクスター』のように)予測不可能なキャラクターや死体に囲まれるような役柄とは違ってね」と冗談交じりに答えた。

同作のブレイクとともに、ゴールデン・グローブ賞を初め数々の栄誉に輝いたマイケルは、映画出演は多くはないが、舞台ではシェイクスピアからミュージカルまで経験してきた。これからもマイケルの飛躍に注目していきたい。(海外ドラマNAVI)



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