◆人生を重く受け止め、パートナーにもそれを要求する…それが長谷部流だ!


穏やかに流れる、窪田等さんのナレーション。「サッカー日本代表キャプテン、闘将・カリスマ・頭脳派…そこには技術に加えた何かを持つ男が名を連ねる」との切り出しで始まった今回の「情熱大陸」。番組制作側の意図としては、際立った何かはないけれども、むしろその凡才によって選手をまとめ上げている長谷部誠像を描きたかったのでしょう。しかし、長谷部さんは確かに技術以外の何かを持っていました。「神経質」という特殊な能力を。サッカー日本代表キャプテンは、やはり「キレやすい・自分勝手・頭でっかち・神経質」という、何かを兼ね備えた男たちだったのです…。

ヴォルフスブルクで奮闘をつづける長谷部さん。ファンにも愛され、練習終わりには写真撮影を求められるなど、すっかりチームの一員となりました。その一人ひとりの背中に手を回し、撮影に応じる長谷部さん。この丁寧な対応は、初見では「あら素敵なお方」といった雰囲気。長谷部さんの生活には「ファンとの撮影では必ず手を背中に回す」的な制約が、数限りなく存在しているとも知らずに、うっかり好きになってしまいそうです。

そしてカメラは長谷部さんの自宅に侵入。「彼女は募集中だ」とのナレーションも入りますが、その暮らしぶりにはまるでそんな様子は感じられません。キレイに整った家の中、自分の時間を大切にするライフスタイル。バルコニーで空を見ながら本田宗一郎氏の著作を読むのが至福と語る長谷部さんには、「本田違いだったのか…」と復縁を望む朋子ファンも涙目。

↓長谷部さんはそんな生活が大好きだそうです!

長谷部:「いつもこんな生活ですよ」

番組:「急に寂しくなったりします?」

長谷部:「いや、これが大好きなんですよ。大好きなんで、逆に日本で暮らすようになったらどうなんだろう、とか考えたりしますよね」