■至上命題の残留を果たす
11月後半の鹿島戦、広島戦はロンドン五輪最終予選のため東が不在、また、不動のボランチだった山村和也の負傷離脱により、青木も再招集される可能性が考えられる。選手層が心配だが、金久保順も好調を維持、先日の天皇杯で1か月半ぶりに復帰した李天秀も、この頃にはコンディションが上がってくるだろう。残ったメンバーで、総力戦で勝点を拾っていかなければならない。
2005年のJ1昇格以後、今年以上の危機的状況にもJ1残留を果たしてきた。選手に「だから大丈夫だろう」などという油断があってはいけないが、我々周囲の人間は必ずや至上命題を果たしてくれると信じている。練習グラウンドの新設計画を含め、現在の強化プランもすべてはJ1にいてこそのもの。そのためには、まずさいたまダービーに必勝態勢で臨むことが不可欠だ。
■著者プロフィール
土地将靖
1967年1月28日埼玉県生まれ。93年、現在のweb版「J's Goal」の前身である試合速報テレホンサービス「J'sGoal」のレポーター兼ライターとして業界入り。01年よりフリー、大宮アルディージャに密着し専門誌へ寄稿、また、テレビ・ラジオでのコメンテーターとして活動中。
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