<「女優=プロデューサー杉野希妃〜アジア・インディーズのミューズ」作品一覧>
 韓国、日本からマレーシアまでを越境する新進女優であり、プロデューサーでもある、杉野希妃にフォーカス。デビュー作から最新ワールド・プレミアまでの軌跡を追う。

『まぶしい一日(宝島、母をたずねて三千里、空港男女)』
【作品解説】
デビュー作のオムニバス作品。杉野は第1話「宝島」に出演。
【あらすじ】
ミエは戦争中、仕事で朝鮮半島に住んでいた祖父が済州島に残したという遺品を捜すため、友人のエイコと済州島にやってくる。翰林(ハルリム)の赤い木の下に埋めたという祖父の宝物が何なのか気になるふたり。ところが、島で出会う韓国人に詐欺にあったり絡まれたりで、旅はトラブル続き。ふたりの少女は祖父が残した宝物を無事に見つけることができるのだろうか?

『タレンタイム』
【作品解説】
杉野が大きな影響を受けたヤスミン・アフマドの遺作。TIFF09上映。
【あらすじ】
自身も素晴らしい演奏家である音楽教師が、学内でタレント・オーディションを開催する。コンテストという重要な日に向けたオーディション、リハーサル、準備の日々を通じて、野心、嫉妬、人間喜劇、恋愛、失恋といった感情の高まる世界に登場人物たちは巻き込まれていく。そしてそれらすべてが、素晴らしい音楽と演奏であふれる1日の中でクライマックスを迎えるのだ。

『歓待』
【作品解説】
日本映画における杉野の代表作。TIFF10日本映画・ある視点部門作品賞受賞作。
【あらすじ】
東京下町の一角で印刷屋を営みながら平穏な日常を送っていた小林家に、流れ者の男・加川が突然訪れ、そのまま居座ってしまう。突然の来訪者に翻弄される家族の姿をユーモラスに描く。

『大阪のうさぎたち』
【作品解説】
韓国の新鋭イム・テヒョンの大阪ロケ最新作。杉野は主演兼プロデューサー。

『マジック&ロス+避けられる事』
【作品解説】
2本立て上映。
・マジック&ロス
マレーシア出身のリム・カーワイ監督。日韓のキャストが出演。舞台は香港の孤島。
・避けられる事
喪失と無言の愛に関する映像詩